テフェリーというキャラクターをご存じでしょうか?
そりゃあ知っていますよね!
マジック・ザ:ギャザリング(以下、MTG)をプレイしていたら聞いたことはあるキャラクターだと思います。
特に、「ドミナリアの英雄、テフェリー」というカード!
これで、一躍人気になりました!

このハゲたおっさん!
めちゃくちゃ強いんですよね。
スタンダードのフォーマットでかなりの猛威を奮ってしまったカードです。
強すぎて一時期かなりの高騰をしていたのですが、
2019年10月にスタン落ちすることでちょっと価格が落ち着いてきました。
しかし、この「ドミナリアの英雄、テフェリー」は、数年後値段が上がってしまうのではないかと思っています。
価格が落ち着いているタイミングで買っとけ枠
「ドミナリアの英雄、テフェリー」
今回は、魅力的なMTGのキャラクター「テフェリー」についてまとめてみました。
この記事はこんな人におすすめ!
・テフェリーというダンディなおっさんが気になってる
・テフェリーは今までどんなカードで登場しているか知りたい
・「ドミナリアの英雄、テフェリー」を買おうか迷っている
Contents
MTGにおけるテフェリーとは
ドミナリアという次元出身のプレインズウォーカーがテフェリーです。
テフェリーというカードは、今までに何枚か登場しています。
そして登場していく度に強くなっていき威厳がMAXとなったのが「ドミナリアの英雄、テフェリー」であります。
テフェリーのカード化の軌跡
テフェリーが最初にカード化されたのは、ウルザズ・サーガというセットからです。
ウルザズ・サーガは1998年に発売されたセットで、そのコモンカードとして登場しました。
問題児

カード名はテフェリーではなく「問題児」です。
この頃のテフェリーは威厳もクソもなくただの問題児でした。
(2)(青)
(T):呪文1つを対象とし、それをそれのコントローラーが(1)を支払わないかぎり、打ち消す。
1/1
まだまだ未熟者のテフェリーって感じの能力ですね。
まず3マナで1/1という弱さ。
タップ能力で呪文の打ち消しがありますが、地味な嫌らしさです。
「問題児」のフレーバーテキスト
テフェリーは問題のある生徒だ。いつも授業に遅れてくる。建設的なことに時間を使おうとしない。ーーーバリンの生徒記録
バリン氏・・・この頃は、あんな風になるとは思ってもいませんでしたね。
ザルファーの魔道士、テフェリー
2006年発売の「時のらせん」というセットで収録された、成長したテフェリーです。

立派なダルシムになりましたね。
(2)(青)(青)(青)
瞬速(あなたはこの呪文を、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも唱えてよい。)
あなたがオーナーである、戦場に出ていないクリーチャー・カードは瞬速を持つ。
各対戦相手は、自分がソーサリーを唱えられるときにのみ呪文を唱えられる。
3/4
いつの間にか伝説となったテフェリーです。
戦場に出してしまえば、対戦相手の動きを大幅に封じることのできる強力カード。
「問題児」から成長しまくりですね。
時間の大魔道士、テフェリー
2014年発売の「統率者2014」というセットに収録されています。

(4)(青)(青)
[+1]:あなたのライブラリーの一番上から2枚のカードを見る。そのうち1枚をあなたの手札に加え、もう1枚をあなたのライブラリーの一番下に置く。
[-1]:パーマネントを最大4つまで対象とし、それらをアンタップする。
[-10]:あなたは「あなたはあなたがコントロールするプレインズウォーカーの忠誠度能力を、どのプレイヤーのターンでも、あなたがインスタントを唱えられる時に起動してもよい。」を持つ紋章を得る。
時間の大魔道士、テフェリーは統率者として使用できる。
5
大魔道士になってプレインズウォーカーになりました!
プラス1能力が優秀なので、マイナス10の奥義まで結構いきやすいカードです。
だんだん威厳が出てきましたね。
ドミナリアの英雄、テフェリー
問題児から伝説、そして英雄へ。
2018年に発売された「ドミナリア」というセットに収録されています。
まずちょっと今までのテフェリーのカードを並べてみます。
![]() |
![]() |
![]() |
そして、今回の「ドミナリアの英雄、テフェリー」を見てみましょう。

英雄となったテフェリーのドヤ顔っぷり!!
なんやねん!そのポーズ!!
イラストもどんどん威厳が出てきてますが、それに比例してカード自体の強さがどんどん上がっていっています。
これだけ順調に強くなっているカードはそんなありませんよ。
ウィザーズ社に愛されてるキャラクター「テフェリー」
時を解す者、テフェリー
2019年発売の「灯争大戦」に収録されているテフェリーです。
![]() |
![]() |
調子に乗ったテフェリー!!
「ドミナリナの英雄、テフェリー」で脅威的な強さを見せたにも関わらず、そして神話レアからレアになってるのに強いテフェリーです。
日本語版限定の絵違いも登場して、ほんとうに注目しか浴びません。
(1)(白)(青)
各対戦相手はそれぞれ、自分がソーサリーを唱えられるときにのみ呪文を唱えられる。
[+1]:あなたの次のターンまで、あなたはソーサリー呪文をそれが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。
[-3]:アーティファクトかクリーチャーかエンチャント、最大1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。カードを1枚引く。
4
「ザルファーの魔道士、テフェリー」が5マナに対して、3マナで唱えられる「時を解す者、テフェリー」。
3マナで、「ザルファーの魔道士、テフェリー」の縛り能力を可能にするのは本当に凶悪です。序盤で相手のインスタントを縛れるのは、かなり戦局に関わってきます。
プラス1能力もマイナス3能力もアドしかない効果なので、本当に神話レアじゃなくてレアなの??ってカードです。
「ドミナリアの英雄、テフェリー」は高騰しそうな魅力的なカードである
テフェリーというカードの中で、将来的に高騰が期待できるものがあります。
それが、
「ドミナリアの英雄、テフェリー」です。

(3)(白)(青)
[+1]:カードを1枚引く。次の終了ステップの開始時に、土地を最大2つアンタップする。
[-3]:土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上から3枚目に置く。
[-8]:あなたは「あなたがカードを1枚引くたび、対戦相手がコントロールしているパーマネント1つを対象とし、それを追放する。」を持つ紋章を得る。
4
このカード、能力を見てもらったら分かりますが素直に強いんです。
プラス1能力がドローってだけで強いのに、土地を2つアンタップできる特典まで付いてきます。
「ドミナリアの英雄、テフェリー」出したターンに1枚ドローして、召喚で使った土地も2つアンタップできて、実質3マナで召喚できる効果と言えばちょっと強さが伝わるでしょうか。
マイナス3能力は、相手の場に出ている土地以外のカードをデッキの上から3番目に置くというかなり使える能力です。(ちなみに場のカードを戻すことをバウンスと言います)
3ターン目にそのカードを引くことも分かるので、戦況をコントロールしやすくなります。
マイナス8能力は、かなり強くてカードを引く度相手のカードを除去できるチート能力です。
プラス1能力とも相性が良く、最低でも自分のドローフェイズとプラス1能力で相手のパーマネントを2つ除去できます。
MTGは対戦カードゲームです。
強いカードは需要があります。
需要=高騰の可能性大
もちろん、このテフェリーが強いことはMTGをプレイしている方々なら当然の知識だろうと思います。
現にスタンダード環境では、
青白コントロールデッキ
エスパー・コントロールデッキ
ジェスカイ・コントロールデッキ
など、妨害・除去カードで戦局をコントロールするデッキに採用されています。
エスパー:青白黒の色の組み合わせ。
ジェスカイ:青赤白の色の組み合わせ。
実際に、スタンダード環境時点で高騰してしまっているカードになりますが
2019年8月時点で価格が落ち着いてきているのです!!
「ドミナリアの英雄、テフェリー」の発売当初からの価格相場の動き
「ドミナリアの英雄、テフェリー」の価格相場です(2019年8月8日時点まで)
※参考:Wisdom Guild

最安値:¥3,480(2019年8月8日時点)
トリム平均:¥4,363(2019年8月8日時点)
初動は¥2,500前後から始まり、強さがバレて¥8,000くらいまで高くなりました。
スタンダードのカードで¥8,000台は驚異的で類を見ない高騰っぷりのカードです。
その「ドミナリアの英雄、テフェリー」が2019年8月時点で、¥4,000前後まで下がってきてるのです!
強いのに下がってきている。これは何故なのか?
・スタンダードで使用しているプレイヤーに行き渡った
・2019年10月に「ドミナリア」がスタン落ちする
大きく言えば、この2点が価格下落の理由だと思います。
スタンダードで使用しているプレイヤーに行き渡った
「ドミナリアの英雄、テフェリー」が登場した当初は、スタンダード環境を主にプレイしている人には行き渡っていないカードになります。
強い強いと噂され、スタンのデッキに多く採用されて実績まで残っていくと、やはり皆使いたくなりますよね。
発売当初からスタンダード環境中期にかけてはこの理由で購入者が大多数いたため、価格が高騰していました。
売れるなら高くしてしまえ理論です。
そして、スタンダードをプレイしていてこのテフェリーを使用する方に充分に行き渡ってしまうと、カード売買の動きが飽和状態になります。
要するに買う人が少なくなってしまったので、売り手が様子を見ながら下げていってる状態です。
みんな持っているから売れなくなる。だから価格が落ち着いてきているということです。
2019年10月に「ドミナリア」がスタン落ちする
スタン落ちとは、スタンダードのフォーマットでそのセットが使えなくなるということです。
スタンダードを主にプレイする人にとって、スタン落ちするカードは早めに売って次のセットを購入する資金にしてしまうことが多いです。
2019年10月に発売される新セット「エルドレインの王権」の記事はこちら
https://cuberoomblog.com/mtg-eldraine/
「ドミナリアの英雄、テフェリー」は高額カードなので、高い内に売っておけば資金集めにうってつけです。
そういった理由で、お店に売る人が多くなり「ドミナリアの英雄、テフェリー」の在庫がどんどん増えていきます。
その現象が起きて、お店も在庫を抱えていても仕方がないのでちょっとずつ価格を下げて売ろうとします。
スタン落ちするから売る人が増えて、在庫消化で購入してもらうために販売価格を下げざるを得ないということです。
買うなら実はこのタイミングが狙い目
価格下落とは言えませんが、落ち着いてきてるのは確実です。
スタン落ちする2019年10月から少しの間は、今よりも価格が下がるかもしれません。
その時が、実は購入するチャンスです!!
「ドミナリアの英雄、テフェリー」がスタン落ちをして、そのまま価格が大暴落!という現象は考えにくいです。
むしろ、また高騰していくのではないのかと僕は思っています。
「ドミナリアの英雄、テフェリー」がまた高騰するかもしれない理由
スタン落ちして手放す人が増えて、在庫が増えていく「ドミナリアの英雄、テフェリー」がまた高騰するかもしれない。
その理由は
・モダンやレガシーでも充分強い
・パックの生産が終了して絶対数が増えない
大きく言えば、この2点が挙げられます。
モダンやレガシーでも充分に強いカードである
スタン落ちして、モダンやレガシーではちょっとパワーが足りないな・・・というカードはどんどん値段が下がっていきます。
しかし、「ドミナリアの英雄、テフェリー」のカードパワーはモダンやレガシーでも充分に通用します。
「精神を刻む者、ジェイス」と併用することもあり、さらに強力なデッキになってしまいます。
主に、青白のコントロールデッキに採用されるケースが多くあります。
そう、モダンやレガシーで採用されるということは需要があるということです。
¥8,000台だった時は、そこまで枚数を揃えるほど購入されませんでしたが、価格が安いのであれば強いカードはどんどん採用されます。
またカードの流通が始まるのです!
購入者が増えてくると、やはり価格は徐々に高くなっていきます。
そうなると
結果的に高騰しちゃいます!
パックの生産が終了して絶対数が増えない
スタン落ちして、しばらくすると封入されているパックの生産が終わります。
そうなると「ドミナリアの英雄、テフェリー」が封入されているパック「ドミナリア」が入手困難になってしまいます。
パックから手に入らないと、どうしてもシングル買いになるので購入者が増えていく現象が起こります。
購入者が増えるということは、徐々に高騰するという結果に繋がってしまいます。
そして、生産終了ということは「ドミナリアの英雄、テフェリー」の絶対数が増えないことに繋がります。
世に出ているカードのみとなるので、年が経つにつれて入手が難しくなります。
そうなると、おのずと高騰してしまうのです。
再録されても高い金額で水準する可能性
再録禁止カードではなければ、今後発売されるセットに収録されてしまう可能性があります。
再録されてしまうと、今まで高かったカードも最新セットで手に入れやすくなるため価格下落が起こります。
しかし、例外もあります。
例えば
「タルモゴイフ」

「精神を刻む者、ジェイス」

この2枚は、再録禁止カードではありませんが、高水準の価格を推移しています。
これは、再録先がマスターズシリーズのパックだったということも大きな理由かもしれません。
マスターズシリーズのパックは通常パックに比べ特別感もありパック自体の価格も通常より高めになります。
「ドミナリアの英雄、テフェリー」も再録されるなら特別なパックのシリーズだと僕は思っています。
高騰を狙うならFoilがおすすめ
通常版のカードでもそれなりに高い金額を推移すると思いますが、爆発力を求めるなら
Foilカードがおすすめです。
さらに言えば、最初に登場したセットのFoilカードを買っておくのが良いです。
最初のセットのFoilは入手も難しくなるので、再録先のFoilより何倍も高騰します。
上記に挙げた、「タルモゴイフ」や「精神を刻む者、ジェイス」がそれを物語っています。
タルモゴイフ
最初に登場したパック「未来予知」(2007年発売)
Foil販売価格:¥110,000(日本語版)
精神を刻む者、ジェイス
最初に登場したパック「ワールドウェイク」(2010年発売)
Foil販売価格:¥260,000(日本語版)
Foil価格はMTG専門店「晴れる屋」を参考にしています(2019年8月時点)
この価格を見て分かるように、初版のFoilの高騰は目を見張るものがあります。
発売当初からスタン落ちするまでは、この2枚もここまでの高騰はしておりませんでした。
そして、
ドミナリアの英雄、テフェリー
登場パック「ドミナリア」(2018年発売)
Foil販売価格:¥32,000(日本語版)
すでに結構高額ですが、この値段で購入していても5年後、10年後には3倍~5倍くらいになるポテンシャルはあるカードだと思います。

「ドミナリアの英雄、テフェリー」(まとめ)
本記事では、テフェリーについて書かせて頂きました。
「ドミナリアの英雄、テフェリー」は単純に強いので、高騰を狙うとか関係なく枚数を揃えておくこともおすすめできるカードです。
スタン落ちするタイミングで安くなっているカードなので、買うならこの辺りのタイミングが狙い目ですよ!
大暴落するようなカードではないので、安心して買えるカードだと思っています。
だからこそ、安い!思ったときに買うのがベストです。
こんな将来が楽しみでカードパワーがあるカードはそんなにないですよ!
(MTGの友達が欲しい僕のTwitterはこちら)←気軽に絡んで下さい。
一応特殊イラストで再録はされてるんですよね
ばなばなしーさん
War of the Spark Mythic Editionのテフェリーですよね!
再録のされ方が特殊なのであえて触れてませんでした。
情報として入れておいた方が良かったかもしれませんね。
コメントありがとうございます。