マジック:ザ・ギャザリングのエキスパンション「カルロフ邸殺人事件」が、2024年2月9日に発売されて1ヵ月が過ぎました。
このくらいの時期になると、ある程度収録カードが出回って大会イベント等実施されています。
シングル価格も落ち着いてきて実際のカード評価での価格設定になってきているので、初動と比べて「1000枚」買え枠は何だったのか調べてみたいと思います。
1000枚買っておけば得したのに!という金銭面目線な内容ではなく、実際はこんなカードが評価されているのかと、個人的に復習する意図として記事作成しています。(実際は買っても4枚です)
1000枚買うべきだった血管切り裂き魔
「1000枚買うべきだった血管切り裂き魔」って、どんな見出しやねん
まさかこのカードがトップレアになるとは僕は思っていませんでした。
効果はとても強いですが、トリプルシンボルの6マナは重すぎる!スタンダードでは悠長過ぎるぞ!!リミテッドのボムレアだ!くらいに思ってました。スタンダードで悠長なら下環境ではもっと悠長でしょ。そんな風に思ってました。ええ思ってました。
しかし、プロからしてみたら悠長なら踏み倒せば良いんだよBOYと言わんばかりの、血管切り裂き魔を入れたデッキでパイオニアのプロツアー優勝。
魂の洞窟の打ち消し対策、切り裂き魔自身の除去耐性、ソリンにより早いターンでの召喚を可能にして切り裂き魔は数々のプロを殴り倒していったようです。
そんなわけで
画像はwisdom guildより
初動800円で、最低価格は200円まで下がっていた血管切り裂き魔は平均3,400円(最安2,200円)まで上がっています。
それに合わせて傲慢な血王、ソリンも値上がりしちゃっています。
切り裂き魔が入っているデッキは軸がしっかりしていて、爽快感もありそうなデッキなので使ってみたくなりますね。
諜報ランドの評価が高い
カルロフ邸殺人事件で初登場の新規レア土地「諜報ランド」10種類。
タップインのデュアルランドで、戦場に出たら諜報する基本土地タイプを持ったレアカードです。
アンタップインできないから言うてそこまで強い土地じゃないでしょう。と思ってた僕。
使う色でも、いっても800円前後くらいじゃないんですか?(´_ゝ`)ヘヘヘ
もうね、見る目がない自分にほとほと呆れます。
画像はwisdom guildより
一番人気のある土地でも初動500円前後、最低300円前後まで下がっていましたが、平均2,000円(最安1,500円)まで上がりました。
使ってるデッキの色の新規土地レアは、300円の時に4枚ずつ買っておけ。教訓にします。
タップ状態で場に出るためテンポが悪くなることから率先して採用されるような土地ではないと見てましたが、
- 基本土地タイプが入っているためフェッチランドでデッキから取ってこれる
- 諜報で墓地を肥やすことができる(リアニメイト系や濁浪の執政など墓地を見るカードと相性が良い)
といったことから下環境での採用率が高めになっています。
下環境の方がテンポが大事でしょう!と思うのですが、それでも意外にも使いやすい場面が多いようです。(4枚差しはされていない)
なので、そういったデッキに採用されるため、青黒赤絡みの諜報ランドが特に人気となっています。
大ドルイドの魔除けが少し注目
トリプルシンボルの魔除けの緑版。モダンホライゾンで大魔導師の魔除けが登場して以来の魔除けカード。同セットでサイクルが揃うわけではなく、どこかのセットで各色が追加されていくメガサイクルの可能性が高いです。
そんな大ドルイドの魔除けは、効果の汎用性はあるもののデッキを選ぶカードなためそこまでの注目度でした。
それでも大魔導師の魔除けも強いので、それなりな価格で初動はスタート。緩やかに下がっていくのかと思っていたら、緩やかに上がっていっています。
スタンやモダンなどで緑の絡むデッキに少し採用されていますが、特にパイオニアのロータスコンボのパーツとして採用率が高めです。
サーチ系の効果があるカードはやはり強いですね。
統率者デッキの新規カードでは「つるむ面倒」
メインセットと同時発売の統率者デッキにも新規カードが収録されています。
その中で頭角を現しているのは「つるむ面倒」です。
初動価格も平均2,000円(最安1,290円)とそれなりに高かったのですが、平均4,850円(最安3,600円)という価格に。珍しく初動が一番安いカードです。
統率者戦で置いておけば、かなりドローができてしまうカードとして評価が高いです。
統率者デッキ「責任転嫁」に収録されています。
拡張版はコレクターブースターから当たる可能性があります。
発売前に期待されていたカードはどうなった?
プレビュー公開から強そう!ということで予約価格から高額だったカードたち。
それらは果たしてどうなったのか。
世慣れた見張り、デルニー
初動価格4,000円前後とトップレアだったデルニー。
強い効果なのは確かですが、使われるシーンが少ない模様。そのため徐々に下がっていき2,000円前後に落ち着いています。今の環境はデルニーの環境じゃなかったみたいです。今後どうなるか!
地震土竜、アンズラグ
4マナ8/4というマナレシオに加えデメリット効果がなく、むしろ強力な効果を搭載しているアンズラグ。
初動2,500円前後と強い土竜さんだったのですが、このカードもデッキ採用率が悪くあまり使われていない模様。なんと1,000円前後まで下がっています。
ギルドパクトの力線
初動から3,000円前後でしたが結構半信半疑な評価な雰囲気ではありました。強いっちゃ強いけどどうなんだろう。ロマンカードでは?くらいな感じでした。
しかし、そのロマンが現実に。そのため一時期さらに評価が高くなっています。
その後、ちょっとだけ落ち着いて2,500円前後。新パックのレアでこの価格を維持しているなら充分トップレアかと思います。
謎の骸骨の事件
涙が出てくる下がり方。
初動はなんと2,000円越えのレアカード!今はなんと最安120円という現実。
悪魔の教示者を搭載した事件カードとして、注目されていましたがあまり採用されていないみたいです。
採用されている場面は、パイオニアの異形化などの赤黒デッキなど。事件で出たスケルトントークンを異形化の餌にして事件解明!
異形化でアトラクサなどの強力なクリーチャーも出せて、必要なパーツを事件解明でサーチできるコンボは強力ですね。
底値に近いので必要な場合は集めておくのも良いかもしれませんね。
最後に
カルロフ邸殺人事件の1000枚買え枠はなんだったのか!調べてみるとどれもスタン目線ではなく、それ以下の環境で使われているためといった感じでした。
スタンではコモンアンコモンがよく採用されているような感じがします。
次のエキスパンションが出たらまた環境が変わるので変化があるかもしれませんので、この記事は参考程度で見て頂けると幸いです。
- プレイブースターBOXの参考価格¥22,572
- コレクターブースターBOXの参考価格¥35,640
BOXを購入するなら、この価格より低いのがオススメです。
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