マジック:ザ・ギャザリング(以下、MTG)で、デッキを作ろうと思いました。
僕はコレクションばかりで、あんまりデッキを持っていなかったので。
そこで、色々カードを見ていて注目したのがこのカード。
「厚かましい借り手」
イラストが本当に神話レアとは思えない神話レアですね。
騎士に追いかけられているフェアリーなんですが、おそらく脇に抱えている物を盗んだのでしょう。
何がたちが悪いかって、本人は借りてるつもりなところだと思います。
どうせ空になった瓶だけ返すんでしょ?
しかし、このイラストでここまでのイメージをさせるのは凄いことですね。
実は表現力ばっちりの最高のイラストだったわけです。
そうやってみるとやはり神話レアに相応しいイラストというわけか。
違う。僕が伝えたいのはこのイラストのことじゃありません。
僕が伝えたいのは「厚かましい借り手」が『エルドレインの王権』のトップレアになったということです!
「え?俺じゃないの??」
ちげぇ!おめぇじゃねぇ!!あんたはモダン以下で鹿とまみれてろ!(2019年12月時点)
おっと、つい言葉が汚くなりましたね。
「王冠泥棒、オーコ」は、もう殿堂入りです。トップレアとかそんな枠ではなくなりました。(勝手に言ってます)
トップレアは禁止に怯えてはいけないのです。
「厚かましい借り手」は禁止になるほどのカードパワーは持っていません。
なので、安心して使えるカードとして僕もデッキに採用しようと思いました。
そんなわけで、「厚かましい借り手」に注目していなかった人や最近始めた人や最近復帰された人に向けて、このカードの魅力を伝えていきたいと思います。
①色々なデッキに採用できる
②価格が高い
③禁止カードになる可能性が低い
おすすめ1:色々なデッキに採用できる強みがある
「厚かましい借り手」はとても器用なカードです。
(1)(青)(青)
クリーチャー — フェアリー ならず者
瞬速
飛行
厚かましい借り手は、飛行を持つクリーチャーのみをブロックできる。
些細な盗み(1)(青)
インスタント — 出来事
対戦相手がコントロールしていて土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
3/1
「些細な盗み」という出来事効果も使えて、瞬速飛行の3/1クリーチャーとしても活躍できるカードになります。
「些細な盗み」が2マナで土地以外の1つをバウンス(手札に戻す)ことができる効果というのが、使い易い1つのポイントになります。
2マナでしかもインスタントといったバウンスカードとしても普通に採用できる内容です。
その後、さらにインスタントタイミングで3/1飛行が場に出てきたら中々嫌なカードだと思います。
この器用な効果により青が絡むデッキには、4枚採用しても邪魔にならないというのが一番の魅力になります。
各フォーマットでどのようなデッキに採用されているか一部を見てみましょう。
スタンダードでよく採用されているデッキ
※2019年12月時点になります
・シミックフラッシュ
青緑デッキです。
序盤にクリーチャーを展開して、インスタントタイミングで相手を妨害して勝ち筋を作っていく内容になります。フラッシュは「瞬速」から取られていると言われています。
チャレンジャーデッキの「大地覚醒」を改良したら作り易いデッキです!
・白青コントロール
名前の通り、白青デッキです。
除去呪文をメインに相手を妨害して盤面をコントロールする内容になります。
「時を解す者、テフェリー」がよく登場する強いデッキです。
※その他にも、青が絡むコントロールデッキやビートダウンデッキによく採用されます。
パイオニアでよく採用されているデッキ
・イゼットフェニックス
弧光のフェニックスを軸にした赤青デッキです。
軽いインスタントやソーサリー呪文を多く唱えて、フェニックスやドレイクを展開して勝ち筋を作っていく内容になります。
・スピリット
クリーチャータイプ:スピリットがメインの白青デッキになります。
「厚かましい借り手」は「天穹の鷲」と相性が良いです。
モダンでよく採用されているデッキ
・青白石鍛冶
「石鍛冶の神秘家」をメインとした青白コントロールデッキです。
コントール要員として「厚かましい借り手」は採用されます。
・マーフォーク
クリーチャータイプ:マーフォークがメインの部族デッキです。
マーフォークを展開しつつ「厚かましい借り手」で相手を妨害します。
レガシーでよく採用されているデッキ
・デルバー
「秘密を掘り下げる者」がメインの青赤や青赤黒などのデッキになります。
軽い呪文で相手を妨害しつつデルバーを展開していく内容です。
「厚かましい借り手」もこのデッキに噛み合っています。
※その他はコントロールデッキに採用される傾向にあります。
ヴィンテージも少数ながら採用されているデッキがあります。
このように「厚かましい借り手」のデッキ採用率は各フォーマットに渡って多いです。
それだけ、使い易いカードということになりますね。
おすすめ2:価格が高いという魅力
価格が高いというのはデメリットでもありますが、カードとしての魅力を引き上げてくれる1つのステータスにもなります。
僕は「エルドレインの王権」が発売されてから数週間しか「厚かましい借り手」の価格を見ていませんでした。
「厚かましい借り手」をデッキに入れたいと思って、パックで当てた記憶があるので探してみました。
そして、出てきたのがこちら
3枚あった!
でも全部バリエーションが違う(´Д`)
4枚採用したい自分としてはあと1枚手に入れたら問題ないと思います。
しかし、個人的にバリエーションは統一したい!!
そう思いませんか?
なので、この中で一番安いであろう通常イラストの値段を調べました。
2019年12月30日時点の「晴れる屋」さんの販売価格です。
ん?
んんん???
¥5,000!!!?
まてまて、とりあえず最安値を調べて見ましょう。
参考サイト:Wisdom Guild
※2019年12月30日時点
最安値:¥3,710
トリム平均:¥4,778
最安値でも¥3,710ですか・・・。
僕はびっくりしましたよ。
そういえば、こんな記事を書いていました。
この記事に「厚かましい借り手」は伸びていくので最安値の時に購入しておいた方が良いですよ的なことを書いてます。
なんですか、この厚かましい価格変動は!?
やはりトップレアに相応しい価格になってしまいましたね。(結果論で物を言うやつ)
この価格は、スタンダード落ちするまでは恐らく持続していくのではないでしょうか。
しかし、基本的に全フォーマットで採用されているカードでしかもほぼ2枚~4枚と多い枚数ということは、下がる気配がないかもしれません。
スタン落ち付近で一度少し下がっていき、その後は良い値段で推移していくカードだと予想します。
僕は買い時を逃しました。
というわけで、簡単に手に入れる方法が1つあります!
パックで当てる!!(`・ω・´)キリ
たとえ相場が¥5,000だろうが、パックで当てたら¥350ですよ?
1boxだったら「厚かましい借り手」と「王冠泥棒、オーコ」とその他もろもろのレアカードで購入価格が得するやつです。
あくまでも当てれば!!
しかし、1box買うなら「厚かましい借り手」を最低2枚、頑張れば3枚購入できるので素直にシングル買いしても良いと思います。
むしろその方が合理的です。
この高額な値段は、パックで当てたら大当たりなので魅力的ですよね!
おすすめ3:禁止カードになる可能性が低いのが魅力
環境を偏らせるほど使われるカードは禁止カードになります。
「王冠泥棒、オーコ」が良い例です。
オーコはスタンダード、パイオニアと2冠達成しました。(2019年12月時点)
しかし、「厚かましい借り手」は「王冠泥棒、オーコ」のようにカードパワーが高いわけではありません。
「厚かましい借り手」が禁止になるのであれば、どのカードでも禁止なるくらいです。
禁止に怯えてずに色んなデッキに採用できるカードを揃えれるというのは、魅力的ですね。
「エルドレインの王権」のカードは何だかんだでどれも強い!
厚かましい借り手の魅力(まとめ)
本記事ではエルドレインの王権の「厚かましい借り手」について書かせて頂きました。
このカードは、発売前から強いと言われていたカードですがここまで価格が高騰するとは思われていなかったカードです。
これだからマジック:ザ・ギャザリングは面白いなと思います。
・どのフォーマットでも採用される
・器用
・デッキに入れるなら2枚から4枚
このような条件が揃うとカードの価値はグンッと伸びることが分かりました。
個人的には、そういった条件が揃うカードは安いうちに揃えておく目が必要だなと思います。
そうやってこのカードは可能性がある!ろ思って買うと、そのまま使われなかったり、どんどん安くなるのがMTGの面白いところですが・・・(辛いところ?)
「厚かましい借り手」に関しては、とても良いカードなので今後も使われていくだろうと思います。
僕みたいにデッキに採用するつもりで4枚持ってない人は、パックで当てましょう!(おい)
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