マジック:ザ・ギャザリングで、低コストの巨大クリーチャーっていないの?
3マナでパワー10、タフネス10とかぶっ飛んでるやつとかさ。
3マナ4/4とかはそれなりにいるんだけど、もっと強いカードを知りたいよー。
そんな疑問を持つあなた、安心して下さい。
います!
いますとも!!
なんと
1マナ12/12がいるんです
1マナで12/12!?エムラクールなんて15マナも必要なのに、たった1マナで出せるなんて!
本記事では、その半端ないマナレシオを誇る巨大クリーチャーについて書いていきます。
こんなカードがあるんだ!
と、あなたの中のMTGの世界が広がってくれたらとても嬉しいです。
低コスト巨大クリーチャー:ファイレクシアン・ドレッドノート
どうも!MTGが大好きなCUBEです。
冒頭で書いた1マナ12/12の巨大クリーチャーとは
ファイレクシアン・ドレッドノート
1996年10月に発売された「ミラージュ」というパックに収録されています。
ファイレクシアン・ドレッドノートの単体での強さ
ドレッドヘアーがノートにファイレクシアンって書いてるわけではありません(←何言ってんの)
ファイレクシアン・ドレッドノートです!
ほら!1マナでしょ!?
ほら!12/12でしょ!?
なんかテキスト色々書いてるけどー\(^o^)/
ここが大事?
何言ってるんですか?
テキストに書かれていることが大事?
うん、僕もそう思います!!(掌返し)
1マナで12/12が出せるんですよ。
何もないわけないじゃない。
デメリット能力があるでしょ?普通。
そんな甘くないですよ?マジックは。
・・・
すみません。調子に乗りました。煽ってません。許して下さい。
むしろ仲良くなりたい。よろしく!!
では、ちょっと能力を確認してみましょう。
(1)
トランプル
ファイレクシアン・ドレッドノートが戦場に出たとき、パワーの合計が12以上になるように好きな数のクリーチャーを生け贄に捧げないかぎり、これを生け贄に捧げる。
12/12
まず、1マナ12/12これは強い。というかおかしい。
トランプル!
は?トランプル?さらにトランプルまでつくの?禁止カードやん。
そして、次の効果はなになに?
このカードを出したら他のクリーチャーをパワー12になるように生け贄にする?
・・・
ん?どういうこと?
※MTGのデッキに同じカードは4枚までしか入れてはいけません(基本土地除く)
というわけで!
こんな超デメリット能力が付いているんです。
この能力のおかげで、
当時発売されたころは、ただの
カスレア
だったのです。
しかし!!
このカスレアと言われていたファイレクシアン・ドレッドノートですが、
その後、発売されていったカードたちによって強カードと化けてしまうのです。
強いコンボ、パンデモ・ノート
1998年に発売された「エクソダス」というパックに収録されているカードによって、ファイレクシアン・ドレッドノートがとんでもないカードに変貌しました。
そのカードは「伏魔殿」です。
伏魔殿/Pandemonium
(3)(赤)
エンチャント
クリーチャーが1体戦場に出るたび、そのクリーチャーのコントローラーが選んだクリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは「このクリーチャーは、それに自身のパワーに等しい点数のダメージを与える」ことを選んでもよい。
お分かり頂けるだろうか?
ファイレクシアン・ドレッドノートを1マナ12点火力カードにしてしまうカードなんです。
書いてあることを逆手に取っています。
「ファイレクシアン・ドレッドノートが戦場に出たとき」
「戦場に出たとき」
そう、ファイレクシアン・ドレッドノートはクリーチャーを生け贄にする前に、一度戦場に着地しているんです!!
これによって、「伏魔殿」を場に出して2枚のファイレクシアン・ドレッドノートを戦場に出したらあなたの勝ちです。
このコンボは
パンデモ・ノート
と言います。
このコンボが強すぎて、一時ファイレクシアン・ドレッドノートの効果が変更になりました。
「戦場に出る前に、生贄に捧げる」という内容になったのです!
しかし、2007年にはそのテキスト変更が解除されているので、現在もこのコンボは使用可能です。
生け贄コストを消しちゃうスタイフルノート
ファイレクシアン・ドレッドノートが登場した7年後に、「もみ消し」というカードが現れました。
(青)
インスタント
起動型能力1つか誘発型能力1つを対象とし、それを打ち消す。(マナ能力は対象とできない。)
ファイレクシアン・ドレッドノートの生け贄に捧げる能力を「もみ消し」で打ち消します。
そして何事もなかったかのように、ファイレクシアン・ドレッドノートが戦場に出るコンボです。
総コスト2マナで12/12トランプルが出せちゃうということです。
このコンボは
スタイフルノート
と言います。
さらに水蓮の花びらという0マナのアーティファクトカードを使うと、なんと1ターン目にファイレクシアン・ドレッドノートを召喚できます。
正直1ターン目に出てきたらなす術がないでしょう。
恐ろしいコンボです。
生け贄コストを隠しちゃうマスク・ドレッド
実は、ファイレクシアン・ドレッドノートが登場する前のカードを使用して、上手く召喚できるコンボがあります。
「Illusionary Mask」というカードを使うコンボです。
アンリミテッドに収録されているカードです。かなーり昔のパックなのでもう手に入らないかもしれません。
この効果は複雑ですが、ファイレクシアン・ドレッドノートの能力を上手く消してくれる相性の良いカードになります。
(2)
アーティファクト
(X):あなたはあなたの手札にある、あなたが(X)で支払ったマナのすべてかその一部でそのマナ・コストを支払うことができるクリーチャー・カードを選んでもよい。そうした場合、あなたはそのカードを裏向きの2/2のクリーチャー呪文として、そのマナ・コスト支払うことなく唱えてもよい。その呪文が解決することでなったそのクリーチャーは、それが表向きになっていない状態でそれがダメージを割り振ったりダメージを与えたりダメージを与えられたりタップ状態になる場合、代わりにそれを表向きにしてダメージを割り振ったりダメージを与えたりダメージを与えたりタップ状態になる。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動できる。
(X)を1マナとしてファイレクシアン・ドレッドノートを裏返しで戦場に出します。
その裏返しカードは2/2のクリーチャーとして扱います。
攻撃したりする時にタップする場合は表にしてファイレクシアン・ドレッドノートとして殴れます。
なんと!
ファイレクシアン・ドレッドノートの生け贄コストを支払わずに場に出して、ファイレクシアン・ドレッドノートとして使用することができる能力なのです。
このコンボを
マスク・ドレッド
と言います。
結局めちゃくちゃ強いファイレクシアン・ドレッドノート
結局ですよ。
ファイレクシアン・ドレッドノート単体で言ったらただのネタレアカードだったのですが、色々なカードと組み合わせることで、無視できない強レアカードに変貌しちゃったわけです。
1マナ12/12は伊達じゃないぜ!
どうですか?
欲しくなりませんか?
使ってみたくなりませんか?
そうは思わない?
レガシーやってないから?
やりましょう!
レガシー!!
1マナ12/12で相手を殴ったら爽快ですよ。
2ターンキルも夢じゃない!
ファイレクシアン・ドレッドノートを購入した
この記事で一番書きたかったことです。
散々、ファイレクシアン・ドレッドノートはこんなカードだよ!強いよ!って書いてきたのですが、それはこの布石。
他のカードによって、カスカードから強カードに変貌するファイレクシアン・ドレッドノートを
購入しました!
どうよ!
日本語版だぜ!
かっこいいですね。
立ち向かっているテイザーのサイズ見て下さい。
ドレッドノートの大きさがどれだけでかいか!!(よく立ち向かったなテイザー)
そして、
実は
購入したファイレクシアン・ドレッドノートはこれだけじゃありません。
さぁ、見て下さい。
Foil版ファイレクシアン・ドレッドノート!!
ジャッジ褒賞で送られる限定のFoilカードです。
ジャッジ褒賞とは、MTGの大会で認定ジャッジに送られるカードのことを言います。
そう、ジャッジにならないと貰えないカードなんです。
それを
手に入れてしまいました!
いやー、コレクターにとっては魅力的なカードの1枚だと思います。
ファイレクシアン・ドレッドノートは、まだFoilが実装されていない時代のカードなのでFoil版ってのは貴重なんですよ。
並べるとこんな感じ。
いやー、良いですね。
コレクションし甲斐があります(どういうこと)
ファイレクシアン・ドレッドノートを所持しておくことをおすすめします。
本記事ではマジック:ザ・ギャザリングのカード「ファイレクシアン・ドレッドノート」について書かせて頂きました。
僕は、将来値下がりしないだろうと思うカードやまだまだ値上がりするかもしれないカードを購入してコレクションしておくMTG投資なるものもやっております。
その観点から見ても「ファイレクシアン・ドレッドノート」は持っておいて損はないカードだと思います。
ここまで、コンボが確立されているカードが今後弱くなる可能性は少ないです。
しかも。「ファイレクシアン・ドレッドノート」は
再録禁止カードになります。
再録禁止カードとはその名のとおり、今後のパックで再び登場することはないカードということです。
ということは、手に入れる方法がどんどん少なくなるカードになります。
そうなると、やはりカード価値というのは中々下がりにくくむしろ上がりやすい傾向になります。
そういった点で、「ファイレクシアン・ドレッドノート」は持っていて損はないカードと言えるんです。
それとは別に単純にデッキに入れて使ったら面白いカードということもあるので、僕はおすすめしたいカードの1枚です。
さぁ、皆さんもレッツマジック!
マジックの沼まで一緒に行きましょう!(おい)
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