2019年10月4日(金)に発売された「エルドレインの王権」に収録されている
プレインズウォーカー
王冠泥棒、オーコ
このカードは登場してから、最速で環境を支配してしまいました。
発売前から強いという噂がありましたが、実際そこまで環境をぶっ壊すほどじゃないだろうという感じでした。
しかし、
いざ使われ始めると、このカードの強力(凶悪)な部分が浮き彫りに!
発売して、まもないのに禁止されるんじゃないか!というところまできています。
「王冠泥棒、オーコ」の何が強いのか!?
今回はその部分について書いていこうと思います。
・王冠泥棒、オーコの強さの秘密が知りたい
・王冠泥棒、オーコの使い方が知りたい
・王冠泥棒、オーコを購入しようか迷っている
などなど
「王冠泥棒、オーコ」とは
2019年10月4日に発売された「エルドレインの王権」に収録されている神話レアカード。
「エルドレインの王権」のメインキャラクターとして収録されています。
通常イラスト版と拡張アート版の2種類が存在していて、どちらもFoilもあります。
このセットで初登場のプレインズウォーカーなので、製作段階でとても力が入ってる感じがします。
この2種類は、通常のブースターパックでもコレクターブースターパックでも低確率で出てくることがあります。
「王冠泥棒、オーコ」の価格相場の動き
価格相場としては、
プレリリース前の予約段階では通常版は¥3,000前後
プレリリース後から徐々に伸びて発売日くらいでは¥6,000前後
この記事を書いている2019年10月20日段階では¥5,000前後
を推移しています。
拡張アート版は通常版に5~10%上乗せしたくらいの金額で推移しています。
拡張アート版のFoilカードは希少なのでトップレア扱いとなり、金額が跳ね上がります。
発売日前後では、なんと¥30,000前後を推移していました。
ちなみに徐々に価格が落ち着き2019年10月20日時点では
¥16,000~¥18,000くらいになっています。
禁止改訂で、万が一禁止になったら値段は下がっていくと思います。
しかし、禁止にならずそのままいるのであれば、また徐々に高騰していくと思っています。
やはり強いカードなので需要があれば高くなってしまいます。
「王冠泥棒、オーコ」の強さ
ここからが本題です。
「王冠泥棒、オーコ」がスタンダードで強さを発揮している理由です。
・3マナ忠誠度4という硬さ
・金のガチョウのせい!
・鹿め!!
(1)(緑)(青)
[+2]:食物(Food)トークンを1つ生成する。(それは「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つアーティファクトである。)
[+1]:アーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とする。それは能力をすべて失い、基本のパワーとタフネスが3/3の緑の大鹿クリーチャーになる。
[-5]:あなたがコントロールしているアーティファクト1つかクリーチャー1体と、対戦相手がコントロールしていてパワーが3以下のクリーチャー1体を対象とし、それらのコントロールを交換する。
初期忠誠度4
3マナで初期忠誠度4という硬さ
単純に3マナが軽すぎるのに対して、4という忠誠度は高い方になります。
ですが、3マナ初期忠誠度が4は実は結構他のカードでも存在しています。
このスペックだけで見ると、まぁ硬いけど普通くらいでしょ?というような感じです。
じゃあ何がいけないのか。
それは、プラス1とプラス2の能力があるからです。
プラス1だけならまだ良かった。
なぜプラス2にしたんだ!!!
これによって、オーコを出したそのターンから忠誠度は最大で6になります。
3ターン目で6点与えられることってちょっと難しいですよね。
3マナ初期忠誠度4まではまだ良かったのに、出したターンで6まで跳ね上がるのがまずかったですね。
「金のガチョウ」が加わると、おかしいことになる
「エルドレインの王権」には「金のガチョウ」というカードも収録されています。
(緑)
飛行
金のガチョウが戦場に出たとき、食物トークンを1つ生成する。(それは「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つアーティファクトである。)
(1)(緑),(T):食物トークンを1つ生成する。
(T),食物1つを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。
0/2
食物トークンを生け贄に捧げたら、好きなマナを生み出すガチョウです。
1ターン目
森を出します。
「金のガチョウ」を召喚!!
ガチョウの効果で、出しただけで食物トークンが1つ生み出されます。
2ターン目
森をアンタップ、そして基本土地カードを1枚出します。
場には基本土地2枚とガチョウ。
ガチョウが最初に出した食物トークンを生け贄に捧げて、ガチョウタップ!!
好きな色のマナを生み出します!
3マナ貯まった!!!
「王冠泥棒、オーコ」召喚!!!
オーコ【+2】効果発動!食物トークンを1つ生み出します。
ターンエンド!!
3ターン目
土地カードを出します!!
2マナ!金のガチョウタップ!!食物トークン生成!!
オーコの【+1】効果!アーティファクト(食物)を3/3の鹿に変化!!
オーコの忠誠度は7に!!!
もうね・・・
2ターン目で「王冠泥棒、オーコ」が召喚できて、
3ターン目から毎ターン3/3が、1体ずつ増えていく現象が起こってしまいます。
このせいで!!
「王冠泥棒、オーコ」出すだけで強いじゃん!ってなってるわけです!
鹿が良くない
上記にも書きましたが、プラス1の効果
アーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とする。それは能力をすべて失い、基本のパワーとタフネスが3/3の緑の大鹿クリーチャーになる。
この効果が厄介です!!
3ターン目で食物トークンを
鹿に!!
3/3だぞ~
相手の厄介なアーティファクトカードを
鹿に!!!
3/3だぞ~
相手の切り札的な強力クリーチャーカードを
鹿に!!!
3/3だぞ!!
自分の盤面を3/3で整えて、相手のキーカードを3/3バニラに変えてしまうこの効果。
凶悪過ぎません??
シミックカラーのデッキにスッと入っちゃう
青緑のデッキ、シミック。
そのデッキに、ナチュラルに溶け込んでしまいます。
ニッサの凄まじいマナ加速で「ハイドロイド混成体」が巨大クリーチャーとなって回復までするコンボの中に、オーコ兄さんが暴れまくります。
ニッサも3/3を生み出す能力もあって、オーコと共に3/3軍団の出来上がりです。最終的に盤面が3/3と巨大クリーチャーだらけになって勝てるよってデッキになります。
エルドレインの王権の緑のレアカードでさらに強力に
「金のガチョウ」はもちろんですが、他のもあります。
「むかしむかし」
このカードの効果によって、初手に「金のガチョウ」を持って来やすくなっています。
「金のガチョウ」、「土地カード」などキーとなるカードを初手で手にしやすくなるのが大きいです。
「意地悪な狼」
オーコとガチョウで豊富な食物トークンが出るので「意地悪な狼」がとても強くなります。
場に出たターンのみですが破壊不能によって実質、一方的な格闘が可能になるのです。
これにより、相手の厄介なクリーチャーを倒すことができます。
例えば、接死持ちで厄介な「探索する獣」も倒せます!
これらの緑のレアカードが、オーコとめちゃくちゃ相性が良くて勝ち筋を固めてしまっているのです。
まとめ:王冠泥棒、オーコの強さ
本記事では、「王冠、泥棒オーコ」がスタンダードの環境で大暴れしてるって聞いたので、どれだけ強いのかまとめみた内容を書かせて頂きました。
この2019年に発売されているセットは毎回やたら強いカードが収録されていますね。
「灯争大戦」では
時を解す者、テフェリー
「モダンホライゾン」では
レンと六番
そして、「エルドレインの王権」では「王冠泥棒、オーコ」です。
どのセットもプレインズウォーカーが、とても強いイメージになります。
「王冠泥棒、オーコ」は持っていないのであれば、強いカードなので持っておいて損はないカードだと思います。
禁止改訂でも、流石に発売されてすぐに禁止にしてしまうことはないと僕は思います。
販売する方も商売なので、「エルドレインの王権」のメインキャラが禁止になったらパックなどの売り上げに影響が出てしまいます。
ユーザーとしても禁止になったら買わないかなと思います。
(もしかしたら何らかの制限が、今後ある可能性もありますが・・・。)
「レンと六番」もモダンでさらにその下の環境でも暴れてますが、禁止になっていません。
オーコも強いですが、対策打って対応するのもゲームの楽しみの1つですよね!
個人的には、どんどん暴れ倒して「エルドレインの王権」のトップレアの風格を示して欲しいですね。そしてめっちゃ高騰して欲しいです。(オーコ持ってるので(笑)
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