ガイアの揺籃の地
というマジック・ザ:ギャザリング(以下、MTG)のカードがあります。
ガイアの揺籃の地は僕がMTGを復帰するきっかけになったカードです。
2018年10月あたりに実家で部屋の片づけをしてみるとMTGが出てきました。
「めっちゃ、懐かしい!結構色々なカードが残っている」
昔プレイしていた時も高いカードがあったので、出てきたカードの値段を調べてみました。
その時、驚愕したのが「ガイアの揺籃の地」です。
このカードを見つけた2018年10月時点で、
最安値でも ¥20,000 前後
平均で ¥30,000 前後
驚きを隠せません。
だって、
発売当時の「ガイアの揺籃の地」は
¥2,000~¥3,000で購入できたカードだからです!
マジック・ザ:ギャザリングは高騰するTCG!
そう思った瞬間でした。
そんなわけで今回の記事は、
「ガイアの揺籃の地」について書いていきます。
・MTGの高騰に興味がある
・「ガイアの揺籃の地」について知りたい
・マジック・ザ:ギャザリングが好き!
「ガイアの揺籃の地」とは
1998年10月発売の「ウルザズ・サーガ」というエキスパンションに収録されています。
(T):あなたがコントロールするクリーチャー1体につき(緑)を加える。
・カード名
ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle
・カードタイプ
土地(伝説の土地)
・レア度
レア
「ガイアの揺籃の地」の強さ
「ガイアの揺籃の地」はどこが強いのか?
テキストに書いていることそのまんまなのですが、
自分のクリーチャーの数だけ緑マナを生み出すことです!!
MTGというゲームの基盤となるマナ。
それが1枚のカードで大量に生み出すことができるのは、脅威でしかありません。
しかも、基本的には1ターンに1枚ずつ土地カードは出せるルール(他のカードの効果で出せることもあります)なので、なかなかマナが貯まりません。
しかし!「ガイアの揺籃の地」はそれを覆すカードということです。
MTGをプレイするにはマナがないと始まらない!
こういう表現をしても良いほどマナは大事です。
マナがないと殆どのカードをプレイすることができません。
「基本土地」でプレイしていくと、1ターンに1マナが貯まっていきます。
単純に1ターン目にマナコストが1のカード、2ターン目にマナコストが2以下のカードを使用することができます。
しかし、「ガイアの揺籃の地」は自分の場にクリーチャーがいればいるほどマナを生み出せます!
強力なカードほどマナを大量に使うものが多いです。
序盤に1マナや2マナの軽いクリーチャーを出していき、中盤に一気にマナ加速して大型クリーチャーを出してフィニッシュしていくような使い方が、分かりやすく単純で強いです。
「ガイアの揺籃の地」と相性の良いカード
【孔蹄のビヒモス】
召喚に8マナも必要ですが、効果が優秀なカードを切り札として使用できます。
「ガイアの揺籃の地」で低コストクリーチャーを増やしていき、クリーチャー軍団を作り、「孔蹄のビヒモス」でクリーチャー軍団を強化して殴り倒すことが可能です。
単純ですが、決まれば強力なコンボです!
【殺戮の暴君】
単純に出せばとても強い大型クリーチャーも、マナ加速させて早めに登場させて殴り勝つこともできます。
強い大型クリーチャーといえば、個人的にめっちゃ好きな「殺戮の暴君」があります。
強いことしか書いていません!
【マスティコア】
当時のスタンダードで猛威を振るったカードです。
ストンピィといった、緑の低コストクリーチャーを高速で展開していくデッキなどによく用いられました。
マナがあればあるほど強いカードなので、「ガイアの揺籃の地」でマナ加速すると手が付けれなくなるカードです。
マナがあれば単体でクリーチャー除去ができ、再生もできる優れもの!
現在?現在は好きな人が使うカードです!
【X火力系のカード】
マナの数だけ火力が増えるカードです。
例えば「火の玉」というカードがあります。
単純にマナの数だけ与える点数が増えていきます。
「ガイアの揺籃の地」で大量マナを生み出して相手にダメージ!
マナが多ければ、これで勝負が決まってしまう強力カードです。
高騰の可能性がある「ガイアの揺籃の地」
MTGのカードは高騰を期待することができる素晴らしいカードゲームです。
スタンダード時には¥2,000~¥3,000とかのカードが、10年後20年後には何十倍も上がってしまうことがあります。
これを見越して安い時や、比較的高くてもまだ更に上がるかもしれないカードを購入しておいて、将来価値が高騰したら(・∀・)ニヤニヤできるのがMTGの面白いところです。
1枚の紙キレが札束に変わるなんてザラな世界なのです。
「ガイアの揺籃の地」の価格相場
「ガイアの揺籃の地」の価格相場を見ていきましょう。
※参照:wisdom guild
2019年8月時点(この記事を書いた時期)から遡って、3年間の最安値の価格推移です。
2016年辺りでは、¥12,000くらいを推移しています。
これが徐々に上がったり下がったりを繰り返して、2019年では¥20,000弱を推移するようになっているのが分かると思います。
途中、グンっと上がっているのはそのタイミングで「ガイアの揺籃の地」に注目が集まった時期で買い占めが発生したと考えられます。
この上がり方を見る限り、「ガイアの揺籃の地」は
価格下落するカードではない
と僕は思うのです。
要するに安い価格の時に、自分が出せると思う値段だった場合は、購入しておいたら将来得する可能性があるカードと予想します。
「ガイアの揺籃の地」が将来高騰する理由
あくまでも予想なので、「確実に!」とは言えません。
しかし、さらに高騰するには充分な理由があります。
・再録禁止カード
・レガシーで2019年時点であまり注目されていない
大きく挙げればこの2点です。
再録禁止カード
これが高騰する理由で一番割合を占めるのではないでしょうか。
再録禁止カードというのは、新しいセットで同じカードが収録されないという意味です。
「ガイアの揺籃の地」はウルザズ・サーガというセットでしか入手できないのです。
1998年に発売されたセットで、もう生産されていません。
現在、世に出ている枚数のみが絶対数になるということです。
これは、高騰する上で非常に重要です。
もう新しく手に入らないものという物は、「限定」というプレミアムな物と人間は考えてしまいます。
そして「限定」と聞くと「良いもの」と捉えてしまうと思います。
そうなると、年が経つにつれて「希少度」が高まり
さらに「限定」度が上がっていくのです。
そして、そのカードが単純に「強い」、「使える」カードだったら尚更「限定」度が上がります。
再録禁止で強いカードというのは、それだけで非常に魅力的になってしまうのです。
そういった理由で「ガイア揺籃の地」は将来的にまだまだ高騰するだろうと予想します!
そしてこの「ガイアの揺籃の地」は、再録禁止なのに
実は特別にFoilで再録されています。
市販で売っていたパックでの再録ではありません。
ジャッジ褒賞という「認定ジャッジ」に送られる特別なカードで再録されました。
この「ジャッジ褒賞」版のFoil「ガイアの揺籃の地」の存在も、人気を底上げしてくれる要因だと思います。
普通には手に入れることができないという理由は、魅力的ですよね!
写真でFoilの「ガイアの揺籃の地」を保護してくれているスリーブ!超おすすめです。
レガシーで2019年時点であまり注目されていない
「ガイアの揺籃の地」はレガシー以下のフォーマットで使用できるカードです。
この一番使用されているレガシーというフォーマットで、あまり注目されていないところを僕は逆に注目しています!
2019年時点(この記事を書いた時期)での環境でよく使用されているレガシーのデッキは
「カナディアン・スレッショルド」
「ホガーク・デプス」
「青白奇跡」
「赤青デルバー」
などなど、「ガイアの揺籃の地」は採用されていないデッキです。
これだけ注目されていないのに、価格が徐々に右肩上がり!
ここが重要です。
あまり使われていないのに価格が上がっています。
じゃあ、使われ出したらどうなるのか?
高騰します!
今後、新しく発売されるセットでもし「ガイアの揺籃の地」とマッチするカードが登場した場合の高騰の爆発力は恐ろしいものがあるのではないでしょうか。
「ガイアの揺籃の地」使ってるよ!注目されてないとか失礼だぞ!って人も必ずいると思います。注目されてないとか言ってごめんなさい。
※2020年6月追記:「ガイアの揺籃の地」の価格推移状況
上記で、意気揚々と「高騰します!」と書いてましたので、この記事を書いた1年後の価格推移を追記致します。
結果的に1年足らずで値段が上昇している現状です。
これは2019年に比べ、「ガイアの揺籃の地」が使われ始めたことも1つの要因として考えられます。
この1年で、緑のカードの強化が凄かった経緯があります。
緑という色の需要が高まり、おのずと「ガイアの揺籃の地」も需要が高まっていった可能性があるといった感じです。
「ガイアの揺籃の地」だけがピンポイントで高騰していれば、上記の理由だけでも納得がいきましたが、実際はデュアルランドなどレガシーの高額カードも値上がりしている状況です。
これは、時期的に高騰しているタイミングを見るとおそらく、コロナ関係による店舗の在庫不足も影響が大きいとも思っています。
値上がりしている事実はありますが、値上がりしている理由に関しては個人の見解になります。
こういった考えもあるんだなぁ程度で見て貰えたら幸いです。
実際は色々な要因が絡み合った結果だと思います。
価格が高騰する土地カードたち
土地カードの代表といえる「デュアルランド」を筆頭に過去の土地レアカードの値段が高騰しちゃっています。
「デュアルランド」に関してはアルファから収録されているカードでそのあと何回か再録されているのにも関わらず、再録カードも高いという脅威のカードたちです。
「デュアルランド」は再録のカードを持っていても、どんどん高騰しているカードなので持っている方は大事にされていると思います。
しかも、結果的に再録禁止カードになっています。
今から購入という手もあるのですが高すぎて、私のような低収入サラリーマンには中々手が出せないのです(`・ω・´)
全然余裕で買えるし!って方は買っておいても損はないと思いますよ。
その他には、
【裏切り者の都/City of Traitors】
1998年6月に発売された「エクソダス」というパックに収録されいるカードです。
当時はそんなに高くなかったのに今では¥24,500(2019年8月時点トリム平均)
この高騰っぷりには驚きです。
当時、持ってたのになぁ(*´Д`)どこいったのかなぁ~
【リシャーダの港/Rishadan Port】
1999年10月に発売された「メルカディアン・マスクス」というパックに収録されているカードです。
当時も結構人気で¥2,000とかしてたと思います。
現在は¥3,000(2019年8月時点トリム平均)
しかし、あれ?あんまり高騰してなくね?って思うと思いますが、このカードにはfoilという存在があるのです(`・ω・´)
foil価格¥60,000~¥75,000(2019年8月時点)
foilはヤバイですね!!当時当てた記憶ある方は早く探し出して下さい!!札束が眠ってますよ!!
まだまだ安価?で購入できる「フェッチランド」や「ショックランド」を集めておくのも将来的には可能性があるかもしれません(特にfoilで)
こんな感じで高騰っぷりを見せる土地レアカード。
その中でも「ガイアの揺籃の地」は使い易さも含めて、持っておいて損はないカードだと思っています。
値段もまだまだ上がる可能性も秘めているし、単純に強いのでデッキに投入して遊ぶのも楽しいと思います。
「ガイアの揺籃の地」にちょっとでもこの記事を通して興味を持ってくれて、MTGって面白いじゃんってなって、MTG始めよう!ってなったら嬉しいです。
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