唐突ですが、1998年って何をしてましたか?
僕は小学生だったのですが、マジック:ザ・ギャザリングというカードゲームにハマッて
パック剥いてました!
そのころに発売されたMTGのエキスパンション「エクソダス」
1パック購入しちゃいました!
現在のMTGのパックは1パック定価¥350(税抜)なのですが、当時はなんと1パック定価¥500(税抜)だったのです。
当時1ヵ月のお小遣い¥3,000を握りしめて、パックを開封していた僕は何をしていたのだろうか・・・。(パック開封していたんだけどそうじゃない)
遊戯王でも¥150だったのに、何故買ってしまっていたのか。
それはマジック:ザ・ギャザリングが魅力的だった!
それだけです!!
後悔なんてしてません。
小学生ながらにしてパック開封中毒だった僕を、誰か止めてくれても良かったのに!!!(あれ?)
当時は、¥500だったエクソダスのパック。
約20年の時を経て、いくらで購入したのか?
¥4,500
誰か僕を止めてくれ!!
何故、当時¥500だったものがこんなにも高額になっているのかというと、
それは絶版パックだからです!
絶版パックとは何なのか、それも含めて
今回は、この「エクソダス」の魅力と1パック開封した結果をまとめた記事になります。
・高額レアカードが収録されている
・小型エキスパンション
・絶版パックである
エクソダスの魅力:高額レアカード
どのエキスパンションにも、高額なカードは存在しているわけではありません。
「プロフェシー」というエキスパンションが悲しいかな良い例です。
しかし、「エクソダス」には高額なレアカードが存在します。
そのカードが「裏切り者の都」と「適者生存」です。
この記事を書いている、2019年12月24日時点の価格相場
※参考サイト:Wisdom Guild
「裏切り者の都」
最安値:¥14,999
トリム平均:¥19,596
「適者生存」
最安値:¥4,640
トリム平均:¥5,587
この2枚は再録禁止カードに指定されています。
再録禁止カードで強いカードは、若干の波はありますが徐々に価値は右肩上がりしていく傾向になっています。
そのカードが2種類「エクソダス」に収録されていることは、とても魅力的だと思っています。
1パック¥4,500で、この2枚のうちどちらかが当たれば爆アドです。
しかも、パックから出てるので状態がとても良いものが手に入ります。
昔のカードは、なかなか状態が良いものが見つからないのでそれだけでアドです。
裏切り者の都
土地
あなたが別の土地をプレイしたとき、裏切り者の都を生け贄に捧げる。
(T):(◇)(◇)を加える。
エクソダスが発売された当初の環境では、そこまで使用されなかったカードです。
それは、墓地から再利用するカードが少なかった為です。
現環境では例えば「世界のるつぼ」などが相性の良いカードとして挙げられます。
「裏切り者の都」が墓地に行っても、2マナを生み出すことが可能になる「世界のるつぼ」。
このような墓地を再利用するカードが豊富になったことにより、「裏切り者の都」の評価もかなり上がって高騰していきました。
無色のマナ2点というのも当時ではそこまでの価値はなかったですが、現在では強力なアーティファクトやエルドラージといった、無色マナだけで盤面を支配できるカードも増えてきたことも高騰に起因しています。
使用できるフォーマットは「レガシー」以下になります。
適者生存
(1)(緑)
エンチャント
(緑),クリーチャー・カードを1枚捨てる:あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを1枚探す。そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。
自分のデッキから好きなクリーチャーをサーチして、手札に加えることができるカードです。
起動効果として、緑1マナとクリーチャーカードを1枚捨てるとあります。
「裏切り者の都」と同じ理由で、墓地に落とすことによって有利になるカードが多く登場していることもあって、デメリット効果がメリットにもなっています。
さらには、同じ「エクソダス」のカード「繰り返す悪夢」との相性も抜群です。
(2)(黒)
エンチャント
クリーチャーを1体生け贄に捧げる,繰り返す悪夢をオーナーの手札に戻す:あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動できる。
「適者生存」と「繰り返す悪夢」でナイトメア・サバイバルというコンボが登場しました。
「適者生存」でデッキからマナコストもパワータフネスも大きいクリーチャーをサーチします。
さらにそのクリーチャーを墓地に落として、「繰り返す悪夢」で墓地から召喚させるという強力コンボです。
このナイトメア・サバイバルをさらに凶悪にさせたクリーチャーがいます。
「巨大鯨」や「パリンクロン」です。
この2枚は「場に出ると7つの土地をアンタップする」という効果を持っています。
お気づきになられましたか?
「適者生存」で手札から墓地に落とします。
「繰り返す悪夢」で戦場に出して土地をアンタップさせます。
あとは「繰り返す悪夢」と「巨大鯨」や「パリンクロン」を回していくと
無限マナが発生してしまうのです。
あとはX火力で相手を倒すという流れになります。
また、他には「ゴブリンの太守スクイー」ともかなり相性が良いです。
(2)(赤)
伝説のクリーチャー — ゴブリン
あなたのアップキープの開始時に、あなたはあなたの墓地にあるゴブリンの太守スクイーをあなたの手札に戻してもよい。
1/1
墓地に行ったら、アップキープの開始時に手札に戻るという凄い効果を持っています。
これで、「適者生存」を毎ターン使いたい放題になります!
これらのシナジー(他のカードとの相乗効果)が強すぎたために現在ではフォーマット「レガシー」で禁止カードに指定されています。
もし、禁止カードではなかったら「裏切り者の都」を超える価格になっていたかもしれません。
エクソダスの魅力:小型エキスパンション
「エクソダス」は他のセットに比べて、収録カードの枚数が少ないです。
レアカードは、なんと44種類しかありません。
少ないのは、むしろデメリットでは?と思うかもしれません。
パックを剥く自分にとっては、少ない方が目当てのカードを引ける確率が高くなる!と思うのでメリットでもあります。
1/44 → 約2.27%
アプリゲームのガチャで目当ての激レアを引き当てるより、充分に高い確率です!
それが、「裏切り者の都」と「適者生存」の2種類あるということはさらに倍の確率になります。
パックの期待値が高い!というのは充分な魅力になると感じます。
エクソダスの魅力:絶版パックである
絶版パックとは、もう生産が終了しているパックのことを指します。
生産が終了しているということは、新しくそのパックのカードは刷られないということです。
ほかのエキスパンションで再録されることはありますが、エクソダスとしてのカードは世に出ているものだけとなります。
要するに、とても貴重!ということです。
さらに、そのパックのトップレアたちが高額!となるとパックの価値はどんどん上がっていきます。
パックの期待値が大きくなるためです。
ただ絶版パックといっても、高額カードが収録されていなければ価値はそこまで高くなりません。
「エクソダス」はそれをクリアしている素晴らしいパックなのです。
「エクソダス」は開封せずに取って置けば、さらに将来を見ると入手が困難になって¥4,500では買えないパックになる可能性があります。
未開封のままでも、価値が上がるかもしれないパックということで「エクソダス」の魅力の1つとして挙げさせて頂いています。
エクソダスのパックを開封
魅力の1つとして、絶版パックということを挙げました。
このまま開封せずに置いていた方が良いということもありますが、
やはり剥きたい!!
パックなので仕方ありませんよね。
この開封結果を見て、今後絶版パックを購入される方は開封するかどうかの参考にして頂けたら嬉しいなと思います。
1パック開封:コモン
当時を思い出す、懐かしいラインナップです!
コモンの当たりは残念ながらありませんでしたが「怒り狂うゴブリン」などよく見た顔が登場してくれました。
ちなみに「エクソダス」で強いコモンはこんなのがあります。
「カーノファージ」や「弱者選別」です。
「カーノファージ」はアップキープの開始時にライフを1点支払わないとタップ状態になるというデメリット効果を持っていますが、1マナ2/2というサイズが非常に強力です。
「弱者選別」はクリーチャー1体を生け贄に捧げたら黒4マナが出るカードです。暗黒の儀式よりは使い辛いですが、0マナクリーチャーなどを生け贄にしたらデメリットも少なく使えて強力です。
1パック開封:アンコモン
アンコモンは良いカードが当たりました!
エンチャント
(0):あなたがコントロールする攻撃しているクリーチャー1体を対象とし、それを戦闘から取り除くとともにアンタップする。
攻撃したけど、やっぱりやーめたとできるエンチャントカードです。
レベッカ・ゲイの綺麗なイラスト「マナ侵害」も当たって嬉しいです。
1パック開封:レア
レアカードは「裏切り者の都」か「適者生存」どっちかきてくれ!と思いながら開封しました。その結果・・・
オース!!
お、おっす!(;´Д`)
とても強いカードが当たってしまいました。
(1)(緑)
エンチャント
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分の対戦相手であるとともに、自分よりも多くのクリーチャーをコントロールしているプレイヤーを対象として選ぶ。前者のプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを、クリーチャー・カードが公開されるまで公開してもよい。前者のプレイヤーがそうしたなら、そのプレイヤーはそのカードを戦場に出し、これにより公開された他のすべてのカードを自分の墓地に置く。
テキストを読むと難しいのですが、簡単に説明すると「場のクリーチャーの数が相手より少なければ、自分のデッキからクリーチャーを戦場に出せる」という効果に繋がります。
このカードによって
エムラクールやグリセルブランドといった大量マナが必要な高パワーカードを、序盤で召喚することが可能になります。
2004年に発売の神河物語というパックに収録されている「禁忌の果樹園」によって「ドルイドの誓い」の能力を存分に発揮されるようになりました。
相手に1/1のクリーチャートークンを与えるデメリット効果が「1/1をあげる代わりにグリセルブランド召喚しまーす」といったメリット効果になってしまいました。
このようなコンボで暴れに暴れて、「ドルイドの誓い」はレガシーで禁止カードに指定されたカードです。
「ドルイドの誓い」なんと価格は
最安値:¥40
トリム平均:¥184
※2019年12月時点の価格相場です
・・・きついなぁ(´Д`)
『エクソダス』3つの魅力と開封結果(まとめ)
本記事では、エクソダスというパックの3つの魅力と1パック開封結果を書かせて頂きました。
『エクソダス』の3つの魅力
・高額レアカードが封入されている
・小型エキスパンションである
・絶版パックである
この3つ以外にも魅力はあると思います。
初の、レアリティに色区別が採用されているとか。
昔にMTGをしていた方は懐かしいなぁと、最近始めた方はこんなエキスパンションもあるんだぁと思って頂けるような記事になっていたら嬉しいです。
パック開封も結果的にはアドは取れませんでしたが、懐かしいカードばかりでとても楽しいです。
思い出を¥4,500で買ったと思えば、何が当たっても悪くないなぁと思ってしまいます。
もちろん高額カードが当たってくれた方が良いですけどね!
最新パックも剥くのは楽しいですが、絶版パックもとても楽しいので是非機会があればチャレンジしてみて下さい!
パック開封にハマっちゃいますよ!(●´ω`●)
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