マジック:ザ・ギャザリングの特殊セット
「Jumpstart」
・この商品、どんなセットなのかよく分からない。
・気にはなってるけど、詳しくは知らない。
などなど、特に「新規参入者」の方は思うのではないでしょうか?
そこで、(僕も知りたかったので)どんな製品なのか、調べてみて出来る限り分かり易くまとめてみようと思いました。
最近MTGを始めた人や、最近復帰された人、興味がある人など、この記事の内容が何か参考になったら幸いです。
『Jumpstart』ってどんな製品?
・英語版のみ
・収録新規カードは、ヒストリック及びエターナルフォーマットのみ使用可能
・再録カードあり
・簡単にリミテッド(シールド)が楽しめる
・1パック:20枚入り
・1BOX:24パック入り
※この記事を書いている時点では公式ではまだ発表されていません。予約販売している店舗の価格を参照しています。
・1パック:¥500(税抜)
・1BOX:¥12,000(税抜)
発売日が決定致しました!
2020年8月21日(金)です。
【お知らせ】日本での発売が遅れていた『Jumpstart』ですが、こちら新たな発売日を「2020年8月21日(金)」とさせていただきました。この度はご不便をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。 #mtgjp #MTGJumpstart https://t.co/3hDYgV697G
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) August 3, 2020
ヒストリックやエターナルフォーマットって何?
ヒストリック
MTGアリーナの公式フォーマットの1つです。
ローテーションの無いフォーマット。カードプールはMTGアリーナでサポートされている全てのカードが使用可能になります。
エターナル
フォーマット「レガシー」、「ヴィンテージ」、「統率者(EDH)」のことをまとめてエターナルと呼んでいます。
僕が簡易的に作成したフォーマット一覧です。確認程度で見てもらえたら幸いです。(※アリーナ限定のフォーマットは含まれていません)
『Jumpstart』の新規カードは37種類
「Jumpstart」には37種類の「新規」のカードが収録されます。
「新規」のカードですが、
『スタンダード、パイオニア、モダンでは使用することができません。』
あくまで、「エターナルフォーマット」・「ヒストリック」で使用できる新規カードになります。(コモンはパウパーでも使用可能だと思います)
感覚としては「統率者」セットが出た時みたいな感じです。
「統率者」セットも新規カードは上環境では使用できないルールとなっています。
『Jumpstart』の再録カードは「およそ500種類」
「Jumpstart」には「およそ」500種類の再録カードが収録されます。
再録されるカードの、使用可能フォーマットはその再録元のセットやエキスパンションの使用可能フォーマットに依存します。
どういう意味なのか
例えば、「Jumpstart」には、「ドラゴンの女王、ラスリス」が再録されています。
元々、2018年発売の「基本セット2019」で登場したカードです。
この元のカードは、2020年6月時点ではフォーマット「パイオニア」以下で使用可能になります。
なので、「Jumpstart」で再録されたラスリスも「パイオニア」以下で使用可能になります。
『Jumpstart』の魅力
・121通りの構築パックで、簡単にシールドが楽しめる!
・強い新規カード
・基本土地のアートが凄い
・基本セット2021の強力なカードも収録
121通りの構築パックで、簡単にシールドが楽しめる
1パックの内容は、なんと構築済みで20枚収録されています。
パックを開けたら、すでに決まったカードが20枚入っている形です。
その決まった20枚が121通り存在しています。
なので、2パック開封して当たったカード40枚を合わせるだけで、シールド・デッキが完成するのです。
1パック約¥500、なんと¥1,000でリミテッド(シールド・デッキ)が遊べる仕様になっています!
強い新規カード
これは打ち消されない
あなたがコン卜ロ一ルする緑の呪文は打ち消されない
(4)(緑)(緑):ターン終了時まであなたがコン卜ロ一ルする各エルフは基本パワーとタフネス5/5になり、他のタイプに加え恐竜である
自分はカウンターされないので比較的安定して場に出せます。
さらに、自分の緑の「呪文」もカウンターされません。これ「クリーチャー」ではなく「呪文」なのがさらに強いんですよね。
あのPW「王冠泥棒、オーコ」でさえも、この能力が適応されます。
「打ち消されない」というだけなので、除去は効きますが、「意志の力」などの強力なカウンタースペルが効かないのは恐ろしいカードです。
さらに6マナ必要ですが、自軍のエルフを5/5の巨大恐竜に変えてしまうダイナソーパワー。
このカードはエルフなので、エルフデッキに入れていたら6マナも結構早めに貯まります。
そして自分はレジェンドではないエルフ・・・。4枚まで並んで出せる強さ。
1/1であること、除去は効くことと弱点はありますが、強力なカードです。
このように、ポッと強いカードが出ちゃってることも、「Jumpstart」の魅力の1つと言えます。
基本土地のアートが凄い
「Jumpstart」はテーマが決まって20枚で構成されています。
そのテーマのイメージに合わせた基本土地が存在しています。
上の平地に関しては左はテーマ「犬」、右はテーマ「ユニコーン」になっています。
これらのイラストが独特でとても魅力的に仕上がっています。
これら以外にもたくさんのテーマがあり、それに合わせた基本土地が存在します。
基本土地を見るだけでも楽しめるのは凄いですね!
「基本セット2021」の強力なカードも収録
元々同時発売予定だった「基本セット2021」に収録されている強力なレアカードなどが、この「Jumpstart」にも再録されています。
「基本セット2021」の代表的なレアカード「時の支配者、テフェリー」もテーマ「テフェリー」に収録されています。
これらの「基本セット2021」で新規で収録されたPWもそれぞれのテーマで構成されたパックに入っています。
このようなPW以外の強力な新規カードや、再録カードもそれぞれのテーマに収録されています。
そして「基本セット2021」のカードは、シンボルマーク「M21」のまま「Jumpstart」のパックから当たります。
これは当たったパックからフォーマット「スタンダード」で使用できるかどうか、分かり易くするための手法という理由でこのような仕様になっています。
MTGアリーナでは20種類のカードが実装されません
・《ボール・ライトニング》
・《稲妻の連鎖》
・《死体発掘》
・《ファーディヤーの予見者》
・《稲妻》
・《再活性》
・《ネル・トースの災い魔》
・《食餌の時間》
・《ルーンの解読》
・《リスティックの研究》
・《火炎舌のカヴー》
・《ゴブリンの知識》
・《霊廟の牢番》
・《流刑への道》
・《囁く者、シェオルドレッド》
・《たかり猫猿》
・《龍詞の咆哮》
・《天使の調停者》
・《アジャニに選ばれし者》
・《思考掃き》
PCゲームのシステム上、カード効果の挙動が正しく行われないものなど上記20種類のカードはMTGアリーナでは実装されません。代わりに他のカードが代替えされる予定となっています。
『Jumpstart』まとめ
『Jumpstart』の発売日はもともと2020年7月3日でしたが、コロナウィルスの影響で2020年7月17日に延期になっていました。
しかし、さらに同じ理由で延期となっており、この記事を書いている時点では明確な発売日がまだ発表されていません。
北米圏は予定通り17日発売とのことでアジア圏が遅れるそうです。
すでに予約済みの場合は入荷次第、発送されると思います。
追記:発売日は2020年8月21日に決定しました
『Jumpstart』、まとめてみると
安価で遊べるリミテ向きの製品であるといった感じでしょうか。
以前、発売された「ミステリーブースター」
これがドラフト用という感じで、
『Jumpstart』がシールド用で遊びやすいという感じですね。
ちなみにBOX購入する場合は、安価で販売している
もオススメですよ。出来る限り安く手に入れちゃいましょう!
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