ガイアの揺籃の地
というマジック・ザ:ギャザリング(以下、MTG)のカードがあります。
ガイアの揺籃の地は、当時は緑単ストンピィなどのデッキで猛威を振るったカードで、ウルザブロック構築では禁止カードにも指定されたほど強力なカードです。
クレイドルとも良く呼ばれてますね。
イラストもなんかもうすっごい良くてもうすっごい(語彙力なし
現在でも強力で人気なカードとなっています。
そんなわけで今回の記事は、
この魅力溢れる「ガイアの揺籃の地」について書いていきます。
- 「ガイアの揺籃の地」について知りたい
- このカードをコレクションしたい
- カードの価値について興味がある
- マジック・ザ:ギャザリングが好き!
「ガイアの揺籃の地」とは
1998年10月発売の「ウルザズ・サーガ」というエキスパンションに収録されています。
(T):あなたがコントロールするクリーチャー1体につき(緑)を加える。
・カード名
ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle
・カードタイプ
土地(伝説の土地)
・レア度
レア
伝説の土地サイクルの1枚として収録されていました。
- セラの聖域/Serra’s Sanctum
- トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy
- ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower
- シヴの地溝/Shivan Gorge
- ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle
「ガイアの揺籃の地」の強さ
「ガイアの揺籃の地」はどこが強いのか?
テキストに書いていることそのまんまなのですが、
自分のクリーチャーの数だけ緑マナを生み出すことです!!
MTGというゲームの基盤となるマナ。
それが1枚のカードで大量に生み出すことができるのは、脅威でしかありません。
しかも、基本的には1ターンに1枚ずつ土地カードは出せるルール(他のカードの効果で出せることもあります)なので、なかなかマナが貯まりません。
しかし!「ガイアの揺籃の地」はそれを覆すカードということです。
MTGをプレイするにはマナがないと始まらない!
こういう表現をしても良いほどマナは大事です。
マナがないと殆どのカードをプレイすることができません。
「基本土地」でプレイしていくと、1ターンに1マナが貯まっていきます。
単純に1ターン目にマナコストが1のカード、2ターン目にマナコストが2以下のカードを使用することができます。
しかし、「ガイアの揺籃の地」は自分の場にクリーチャーがいればいるほどマナを生み出せます!
強力なカードほどマナを大量に使うものが多いです。
序盤に1マナや2マナの軽いクリーチャーを出していき、中盤に一気にマナ加速して大型クリーチャーを出してフィニッシュしていくような使い方が、分かりやすく単純で強いです。
「ガイアの揺籃の地」と相性の良いカード
基本的にマナが多く必要な大型クリーチャーや、マナが多くあったら大ダメージを与えることができるカードなどと相性が抜群です。
【孔蹄のビヒモス】
召喚に8マナも必要ですが、効果が優秀なカードを切り札として使用できます。
「ガイアの揺籃の地」で低コストクリーチャーを増やしていき、クリーチャー軍団を作り、「孔蹄のビヒモス」でクリーチャー軍団を強化して殴り倒すことが可能です。
単純ですが、決まれば強力なコンボです!
【アロサウルス飼い】
クレイドルはエルフデッキでの使用頻度が高めです。特にアロサウス飼いが登場してからさらに真価を発揮しています。
6マナと重めの能力ですが、自分のエルフをすべて5/5の恐竜に変えてしまうのは強力です。クレイドルがあれば展開しているエルフの数だけマナが出るので、アロサウルス飼いのこの効果を起動するのも容易!とても相性が良いです。
【マスティコア】
当時のスタンダードで猛威を振るったカードです。
ストンピィといった、緑の低コストクリーチャーを高速で展開していくデッキなどによく用いられました。
マナがあればあるほど強いカードなので、「ガイアの揺籃の地」でマナ加速すると手が付けれなくなるカードです。
マナがあれば単体でクリーチャー除去ができ、再生もできる優れもの!
現在?現在は好きな人が使うカードです!
【X火力系のカード】
マナの数だけ火力が増えるカードです。
例えば「火の玉」というカードがあります。
単純にマナの数だけ与える点数が増えていきます。
「ガイアの揺籃の地」で大量マナを生み出して相手にダメージ!
マナが多ければ、これで勝負が決まってしまう強力なカードです。
【輪作】
追加コストとして土地を1つ生け贄に捧げるという効果がデメリットにならない!
クレイドルは伝説の土地なので、レジェンドルールが適応されて場に1枚しか出せません。先にクレイドルでマナを出して、輪作で使用済みクレイドルを生け贄!そしてデッキから新たなクレイドルをサーチし場に出す!これでなんと1ターンに2回クレイドルが起動できるムーヴになります。デッキ圧縮にも役立つだめかなり相性が良いカードですね。
どれくらい価値があるのか「ガイアの揺籃の地」
「ガイアの揺籃の地」はどれくらいの価値があるのカードなのか?
これは2010年~2024年7月までの「ガイアの揺籃の地」のシングル販売価格推移になります。当時に比べて凄い値上がりですね。
このことから現在(2024年時点)は「ガイアの揺籃の地」はとても価値があるカードだということが分かります。
発売当時、猛威を振るっていた時はこんな感じ
画像は僕が所持しているゲーム雑誌ぎゃざより
なんとシングル販売価格は約¥2,000!!!めちゃくちゃ安い。
当時、デュエマの漫画でショップ店員さんがクレイドルと樫の力は地震2枚と交換で良いよと言っていたことを思い出します。当時じゃ等価かちょっと地震側が安い気がしますが、それでもトレードは成立する感じですね。
ふふふ・・・しかし今じゃ考えられないトレードだぜ(;´・ω・)
勝舞くん今も大事にしてるかな・・・でもMTG辞めてデュエマしてるからな。
なぜこんなにも高いのか
当時、2,000円前後だったクレイドルが何故こんなにも高騰しているのか
- 再録禁止カード
- EDH需要
理由は大きく挙げればこの2点です。
再録禁止カード
これが高騰する理由で一番割合を占めるのではないでしょうか。
再録禁止カードというのは、新しいセットで同じカードが収録されないという意味です。
「ガイアの揺籃の地」はウルザズ・サーガというセットでしか入手できないのです。
1998年に発売されたセットで、もう生産されていません。
現在、世に出ている枚数のみが絶対数になるということです。
これは、高騰する上で非常に重要です。
もう新しく手に入らないものという物は、「限定」というプレミアムな物と人間は考えてしまいます。
そして「限定」と聞くと「良いもの」と捉えてしまうと思います。
そうなると、年が経つにつれて「希少度」が高まり
さらに「限定」度が上がっていくのです。
そして、そのカードが単純に「強い」、「使える」カードだったら尚更「限定」度が上がります。
再録禁止で強いカードというのは、それだけで非常に魅力的になってしまうのです。
そしてこの「ガイアの揺籃の地」は、再録禁止なのに
実は特別にFoilで再録されています。
市販で売っていたパックでの再録ではありません。
ジャッジ褒賞という「認定ジャッジ」に送られる特別なカードで再録されました。
再録禁止カードなのに再録されてる!?と思うかもしれません。実は2010年までは、Foilカードなら再録可能という内容だったのです。2011年以降はFoilカードでの再録も禁止になりました。
この「ジャッジ褒賞」版のFoil「ガイアの揺籃の地」の存在も、人気を底上げしてくれる要因だと思います。
普通には手に入れることができないという理由は、魅力的ですよね!
写真でFoilの「ガイアの揺籃の地」を保護してくれているスリーブ!超おすすめです。
ちなみにFoil版は少しノンFoilと違いがあります。
テキスト部分を比べたら分かるのですが、ノンFoilだと「pool」のpと「control」のlがちゃんと並んでいます。しかしFoilはズレているのです。
これ、Foil版でズレてないのも出回っていますがそれは偽物なので気を付けて下さい。有名な真贋判断ポイントかと思います。
EDH需要
これはもう高騰ポイントとして欠かせない点となっています。EDH(統率者)需要。
特にガイアの揺籃の地に限らず、再録禁止でEDH需要が高いものはどんどん上がってしまっています。
米国の統率者戦の人気は一番なため、そこでよく使用されるカードは人気が高いです。
クレイドルも様々なデッキで活躍できるカードなため、絶対数が決まっているもので需要が高いと高騰していまいます。
ガイアの揺籃の地が使われているデッキ
フォーマット:レガシーでは
- エルドラージデッキ
- エルフデッキ
フォーマット:ヴィンテージでは
- ホロウヴァインデッキ
フォーマット:統率者では
- ギドラクの怪物
- 有翼の叡智、ナドゥ
- 眷者の神童、キナン
などなど(2024年時点)
ガイアの揺籃の地を集める
再録禁止なので、なかなか入手も難しいです。
さらに古いカードなので偽物もある可能性もあります。
基本的にはマジック:ザ・ギャザリング専門店で購入するのが良いかもしれません。
【MTG】マジック:ザ・ギャザリングを扱っているオンラインショップ 一覧
特にこのレベルのカードになると、昔から経営している大手ショップが良さそうです。
ショップより少し予算を抑えて入手したい場合はフリマサイトなど利用するのも方法の一つです。ただしリスクも少し高まるので、安心できると判断できる人との取引をオススメします。
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