マジック・ザ:ギャザリング(以下、MTG)には
超貴重なカードが、多数存在します。
その中でも、超貴重で超高額なのにあまり知られていないカードも結構あります。
MTGは1993年から始まった、トレーディングカードゲームの原点です。
そこから、この記事を書いている2019年まで26年間ずっと新しいMTGカードが生み出されています。そしてこれからもです。
一番歴史のあるトレーディングカードゲームなので、カードの種類は膨大な量です。
なので、長年プレイしていても実は知らないカードがあるよ!っていう人って結構いると思います。
初心者の人や、復帰された人も尚更だと思います。
なので今回の記事は、僕も最近知った超貴重カードについて書かせて頂きます!
そのカードとは
リチャード・ガーフィールドのプロモカードです!
知ってる人は知っているカードと思います。
ただ、僕はもっと色んな人に知って欲しいしMTGの魅力を伝えたい!
この記事を見てもらって、こんなカードもあるんだ!興味湧くわーって思って頂けたら最高だなって思ってます。
ちなみにMTGの超貴重なカードについて僕が書いた記事はこちら
・パワー9
・サマーマジック
・デュアルランド
・GURUランド
リチャード・ガーフィールドとは
リチャード・ガーフィールド/Richard Garfield
この名前聞いたこと、もしくは見たことはありますか?
この人。
いや、このお方はなんとマジック・ザ:ギャザリングの生みの親。
MTG界の神様なんです!!
このお方のおかげで、今のMTGがあるのです!!
(このイラスト、面白いですよね)
これは、MTGのジョークセット「アンヒンジド」で収録されたカードのイラストです。
(3)(青)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) デザイナー(Designer)
あなたはカードを、あなたが選んだ同じマナ・コストを持つ別なカードであるかのようにプレイしてもよい。(マナ・コストは色を含む) あなたは同じカードを2回選べない。
2/2
この効果。なんと自分のカードを出す際、同じマナコストだったら別のカードとして使用できるマジック知識を試される強効果なんです。
0マナの「モックス・ダイアモンド」を「ブラック・ロータス」として使っても良いのです(笑)
さて、今回紹介したいのはこのカードなのか?
違います。ちなみにこのカードは400~600円くらいでシングル買いができちゃいます。
今回紹介したいカードは、このリチャード・ガーフィールドに深く関わりのあるカードになります。
ガーフィールドのプロモカード
リチャード・ガーフィールドは人生の転機にそのイベントに関わりのあるカードを作っています。
MTG生みの親特権ですね!
その人生の転機とは
・プロポーズの時
・第1子誕生の時
・第2子誕生の時
・再婚した時
Proposal(プロポーズの時に作成されたカード)
「Proposal」というカードを、ガーフィールドはプロポーズする為に作りました。
(白)(白)(白)(白)
ソーサリー
RichardはLilyにプロポーズする。このプロポーズが受け入れられた場合、両方のプレイヤーが勝利する。戦場に出ているカードと、双方のライブラリーと、双方の墓地を混ぜ合わせ、共有のデッキとする。
このカードは、残念ながら世間には出回っていません。
そしてカード自体も公開されていません。
ガーフィールド本人がインタビューでイラストについてコメントしています。
「お姫様のように着飾ったリリーの前に、正装の私が膝まずいて『結婚してください』とプロポーズしている絵」
実際に作成したのは合計9枚という話です。
そして、
カードとして刷られたわけではなく、カードに貼るシールとして作られているそうです。
Splendid Genesis(第1子誕生の時に作成されたカード)
「Splendid Genesis」というカードは、ガーフィールドの最初の子供が生まれた記念として作成されたカードです。
(緑)(緑)(緑)(緑)
ソーサリー
ゲーム中のすべてのカードを切り直し、それらを3つのデッキに分ける。そのゲームを新たなプレイヤーを加えて継続する。
めっちゃ尊い!!!(´Д`)
イラストと効果を見る度に、何か暖かい感情が芽生えてきません??
対戦相手(奥さん)のカードを含めて全部混ぜて3つのデッキにするんですよ!そして3人でゲームスタートですよ!(´Д`)尊い
そして、フレーバーテキスト!!
She discovered with great delight that one does not love one’s children because they are one’s children but because of the friendship formed while raising them.
意味としては、「彼女が生まれたから愛するのではなくて、その後の生活から愛が培われていく」といった・・・あれ?なんだこの込み上げてくる感情は・・・
尊い!!(何回言うねん)
まぁとにかくこのカード最高ってことは伝わったはずです。
「Splendid Genesis」は、110枚作成されたカードです。
ウィザーズ社の社員とその他の友人に配られた限定カードになります。
世界に110枚しか存在しないカードで、1997年に作成されたカードです。
このカードの相場は、常に右肩上がりになります。
2019年時点ではヤフオクで約220万とかの価格で出品されていました。
おそらく状態が良いものは、全体数の半分以下くらいになっているのではないでしょうか。
Fraternal Exaltation(第2子誕生の時に作成されたカード)
「Fraternal Exaltation」というカードは、リチャードの第2子誕生の記念に作成されたカードです。
(青)(青)(青)(青)
ソーサリー
親のクローゼットに忍び込んでデッキを取ってくる。あなたの新たな兄弟はゲームに参加する。
あ・・あ・・(ジブリ:カオナシ)
もうね!おめでとう!!!
そう言いたくなるカードです。
「Splendid Genesis」とは、また違った良さが滲み出ているカードですよね。
なんでMTGって、こんなセンス良いんですか?
フレーバーテキストも!!
…and when you want to go explore, the number you should have is four.
「冒険に出掛けたいなら、仲間は4人必要です」と言った内容です。
幸せになって!!(*´Д`)
そして、このカードは220枚作成されて、ウィザーズ社の社員や友人に配られました。
これまた枚数限定で貴重なカードです。
「Splendid Genesis」の倍の枚数が刷られてはいますが、これまた数が残ってなく超高額カードとして扱われています。
日本での所有者はかなり少ないらしいです。
そして、これはかなり個人的な内容なのですが・・・
その1枚を生で見ることができました!!
なんとわざわざ、貸金庫から出して頂いて持ってきてくれたんですよ!!
これは驚愕でした。
持ち主様のお話しを聞いてると以前に売ってくれという話もあったそうです。
その時、なんと「5万ドル」を提示されたそうです(´Д`)
ええ???
5万ドル???大雑把に約500万ってことですよね??
そんな貴重なカードを持ってきて頂いて僕は感激しました。
このレベルのカードに関しては、もう値上がりしていくしかないカードになっちゃいます。
持ってるだけで価値が上がる最高のカードです。リチャードって改めて偉大ですね。
Phoenix Heart(再婚したことを記念して作成されたカード)
「Phoenix Heart」というカードは、リチャード・ガーフィールドが再婚したことを記念して作成されたカードです。
(赤)(赤)(赤)(赤)
ソーサリー
KoniとRichardはゲームを継続するとともに、永遠にすべてのゲームをパートナーとしてプレイする。
え?いつ離婚したん!!!(´Д`)
あれだけ幸せカードを刷っておいてリチャード!!
離婚イベントでも記念カード刷れよ!!(笑)
という気持ちはありますが、それはリチャード・ガーフィールドが決めることですからね。
仕方ないです。
しかし、この再婚のカードのフレーバーテキスト!
“The minute I heard my first love story, I started looking for you, not knowing how blind that was. Lovers don’t finally meet somewhere. They’re in each other all along.”
「私は初めて恋物語というものを聞いたときに、あなたを探し始めた。それがどれほど盲目的なことかも知らずに。愛し合うもの同士は、ある時やっと出会うのではない。お互いの心の中に、初めからずっといるのだ。」
どういうこと??
そりゃこんなイラストにされますわ。(暴論)
「Phoenix Heart」が2014年のカード、「アンヒンジド」が2004年のパックなので全く時系列があってません。ジョークとして捉えて下さい。
「Phoenix Heart」の効果が「最後まで一緒にいましょう」という意味。
めっちゃ燃え上がってます。燃える恋ですね。
僕の中では色々と戸惑いが隠せきれませんが、「次元」が違うので良いかな。
そして、このカードはなんと
世界で3枚しか刷られていないらしいです!(mtgwikiより)
ただもう少し枚数があるような話もあります!結局何枚なのかは確定していないようです。今確認されてるだけでも3枚以上はあるかも。しかしそれでもおそろしく貴重なカードです。
値段もいくらになるのか・・・確実に何百万というレベルの話になると思います。
リチャード・ガーフィールドのプロモカード(まとめ)
本記事では、マジック・ザ:ギャザリングの生みの親「リチャード・ガーフィールド」のプロモカードについて書かせて頂きました。
通常の対戦でも使用可能なカードですが、内容的には完全にコレクター用カードになると思います。
この記事を見て頂いて、MTGにはこんな幻のカードもあるんだ!って思ってもらえると僕は嬉しいです。
MTGは、基本のベースとして5つの色で分けられています。
現在4色まで登場しているこのプロモカード。
黒のイベントは「離婚」だろうと噂されてましたが、そのイベント時は登場しませんでした。
あとはリチャード本人が亡くなる時かくらいしか思いつきませんが、もし黒で刷られたら凄い価値になるカードになるのは間違いありません。
このプロモ、1種類1種類がとんでもなく価値のあるカード。
マジック・ザ:ギャザリングって凄いなぁって単純に僕は思います。
そして、ここまで人々を魅了するなんてリチャード・ガーフィールドって本当に凄い人だと思います。
彼は本当の魔法使いなのかもしれませんね。
(MTGの友達が欲しい僕のTwitterはこちら)←気軽に絡んで下さい。