2020年1月24日に発売した「テーロス還魂記」。
僕はマジック・ザ:ギャザリングへの信心が高いので、BOXを購入させて頂きました。
そして、開封後に当たったカードプールを確認してみると、ちょっと1つの色に偏りが見える結果となっていました。
見て下さい!
黒に対する「信心」の偏り!
「死より選ばれしティマレット」と「アスフォデルの灰色商人」なんて1枚はFoilです!
そんなわけで、黒単信心ってどんなデッキなんだろうとちょっと調べてみたら中々に面白そうなコンセプト!熱い!特にスタンダードで!
と思ったので、今回は黒単信心デッキについて書いていこうと思います。
・黒単信心ってどんなデッキなのか知りたい
・信心って何??
・MTG初心者の方
などなど。
筆者はMTGが好きなカジュアルプレイヤーです。
この記事は自分も含めて黒単信心について勉強してみたという観点で書かせて頂いています。
これが正解!とかではなく、黒単信心はこういったコンセプトなんだなといった感じで見て頂けると幸いです。
MTGにおける信心(しんじん)とは
自分がコントロールするパーマネントの、マナコストのマナシンボルの数によって数値が変わったり能力が達成する効果
2013年に発売された「テーロス」というエキスパンションから導入されたルール用語が「信心」です。
例:信心の数え方
「太陽冠、ヘリオッド」は白の信心が5未満だったらクリーチャー化できません。
自身のマナコストも見るのでヘリオッドを召喚した時点で、マナコスト(2)(白)を見て(白)が1つなので白の信心は1つとカウントされます。
他にコントロールしているパーマネントのマナコストに(白)があれば、それもカウントします。その合計が5以上になれば、ヘリオッドの信心を達成したことになります。
「運命の神、クローティス」は赤と緑の信心が7未満となっています。
自身のマナコストに(赤)(緑)が1つずつ含まれるので信心は2の状態で召喚できます。
(1)(赤)や、(2)(緑)のようなマナコストのパーマネントがいれば、それぞれ信心は1つずつプラスとしてカウントします。
このように(2)(赤/緑)(赤/緑)といったカードもあります。
この場合、クローティスの赤と緑の信心は2貯まることになります。4じゃありません。
「赤と青の信心」とか「緑と白の信心」も、サムトの場合は2貯まる形になります。
テーロス還魂記:黒信心の強力なカード
テーロス還魂記には黒で強力な信心カードがあります。
とりあえず黒信心のカードがどんなのがあるか確認します。
クリーチャーは4種類の信心持ちが収録されていました。
クリーチャー以外ではインスタント呪文で1種類あります。
黒単信心といえば、「アスフォデルの灰色商人」
僕が黒単信心デッキを調べてみたところ、このデッキは「アスフォデルの灰色商人」がほぼ必須カードのようです!
「アスフォデルの灰色商人」は2013年発売のテーロスでコモンだったカードです。
それがテーロス還魂記でアンコモンとなって再録されました。
(3)(黒)(黒)
クリーチャーーゾンビ
アスフォデルの灰色商人が戦場に出たとき、各対戦相手はそれぞれX点のライフを失う。Xはあなたの黒への信心に等しい。あなたはこれにより失われたライフに等しい点数のライフを得る。(あなたの黒への信心とは、あなたがコントロールしているパーマネントのマナ・コストに含まれる(黒)の総数である。)
2/4
簡単に説明すると、
場に黒のカードを出しておき、黒への信心を貯めます。
良いころ合いで「アスフォデルの灰色商人」を場に出して黒信心分の大ダメージを相手に与えて自分は回復するという戦法です。
当時から、このゾンビカードはコモンながらに強力で、黒単信心で暴れていたカードになります!
ポイント:黒の信心を貯めていく
単色デッキのポイントとしてすべて必要なマナが同じ色!
なので、信心が使い易いという強みがあります。
それを利用してマナシンボルの多いカードを展開していきます。
「テーロス還魂記」のカードで言えば、
このようなダブルシンボルや、トリプルシンボルのカードがおすすめです。
この2枚だけでも、信心が5で「アスフォデルの灰色商人」の自身の信心を足すと7点絆魂効果を発揮します。
「地獄界の夢」は置物として優秀で、出してるだけで相手にダメージを与えることができて黒信心ととても相性が良い素晴らしいカードです。
「テーロス還魂記」以外のエキスパンションではこんな黒のカードが採用されます!
トリプルシンボルとして優秀なカードたちです。
「ロークスワインの元首、アヤーラ」は回復要因としても役に立ちます。
「基本セット2020」の「どぶ骨」という黒1マナのクリーチャーカードなど、軽いクリーチャーを展開して信心を貯めつつ相手にダメージ、自分は回復という動きが取れます。
「ボーラスの城塞」もデッキの1番上のカードの確認ができるし、ライフを支払えばそのカードを唱えることも可能です。
アヤーラで回復したライフで唱える動きも取れてとても強力ですね!
ポイント:「アスフォデルの灰色商人」をリサイクル
上記の、ダブルシンボルやトリプルシンボルのカードを展開して「アスフォデルの灰色商人」を出すだけでもかなり強力です。
しかし、さらにそれを強くするカードが「テーロス還魂記」にあります。
デメリットなしのサクり台「悲哀の徘徊者」と、灰色商人をコピーする「悪夢の番人」です!
①「悲哀の徘徊者」と「悪夢の番人」が場に出ている時に、「アスフォデルの灰色商人」を場に出します。
②「アスフォデルの灰色商人」の黒信心絆魂発動で相手に信心ダメージ。
③「悲哀の徘徊者」の生け贄効果で灰色商人を生け贄に捧げます。
④灰色商人が死亡したため、「悪夢の番人」の効果で1/1の灰色商人が場に出ます。
⑤1/1灰色商人の黒信心絆魂アタック!!(2回目)
といった形で、「アスフォデルの灰色商人」の効果を1ターンに2回使えるというコンボを発動させることが可能です。
1回でさえ黒信心が結構貯まっていて驚異的なのに、同じターンに2回やられるとフィニッシャーとして充分な役割を担ってくれるカードになります!
「悪夢の番人」の効果は「アスフォデルの灰色商人」のように、場に出たら発動する効果のカードととても相性が良いです。
黒単信心にそのようなカードをチョイスして、自分だけのデッキに改良できますね!
黒単信心(まとめ)
本記事はテーロス還魂記で黒単信心のカードが色々当たったので、そのデッキのコンセプトについて書かせて頂きました。
・「アスフォデルの灰色商人」
・「悲哀の徘徊者」
・「悪夢の番人」
・「ロークスワインの元首、アヤーラ」
の4種類はデッキに投入して、あとは自分好みに黒信心を貯めていくカードや、上記のカードを出しやすくするカード、相手を妨害したり自分のカードを守ったりするカードを選んで組んでいくと良さそうです!
「荒涼とした心のエレボス」も単純に4マナ5/6破壊不能クリーチャーと考えたらとても強いので、黒単信心に1枚程度添えても良いかもしれません!ドローもできるし!
他のも強いデッキや面白いデッキはたくさんありますが、「黒単信心」デッキも魅力的ですね!
僕みたいにパックを購入して、ぼちぼち集まってしまったら組んでみるのも良いかもしれません。
さて、黒単信心のデッキパーツを集めるか(´ー`)
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