何がきっかけで、その魅力に憑りつかれるかは人それぞれです。
マジック・ザ:ギャザリング(以下、MTG)には、その「きっかけ」を作ってくれる要素が豊富にあります。
先日、地元のリサイクルショップでMTGのカードを見ていた時でした。
その時、こんな掘り出し物が!
リサイクルショップで「真実を覆すもの」安値でないかなって見てたら手が震えてる pic.twitter.com/yvzhXnWUb0
— きゅーぶ (@cube_mtg) February 9, 2020
長い茶番に付き合って下さって、本当にありがとうございます。
というわけで!
今回は、MTGの基本セット第7版のFoilの魅力について書いていこうと思います。
・何故、通常バージョンがそんなに値段が高くないのにFoilになると高額になるのか知りたい
・MTGの基本セットについて知りたい
・第7版のどんなFoilが魅力的でさらに高額なのか知りたい
などなど。
ちなみにTwitterで「真実を覆すもの」を探しに~的なことを書いてますが、リサイクルショップではこのカードがまだ格安な状態で置いてあるかもしれないと思ったからです!
「真実の覆すもの」は「タッサの神託者」というカードとのシナジーで高騰したカード!しかしリサイクルショップだったらその値段変動の対応がされていない可能性を考えました!
MTGの基本セット「第7版」は特別なのか?
このように、高額なFoilカードが収録されている「第7版」って何か特別なの?と思うかもしれません。
答えは、「普通の基本セット」です。
そもそもMTGにおける基本セットとは?
MTGに限らずですが、販売の仕方として基本ベースとなるカードのセット「基本セット」とその基本に追加して遊ぶための「拡張セット(エキスパンション)」が販売されています。
MTGの「基本セット」の最初(第1版)はあの有名な「ブラックロータス」が収録されている「アルファ」と「ベータ」になります。
簡単マメ知識
アルファが第1版でベータが第2版ではありません。「アルファ」が人気すぎて追加で「色々な印刷ミス」を修正して再版されたのが「ベータ」になります。
ベータの次のアンリミテッドから第9版までの基本セットのカードは、枠がすべて白枠で刷られています。
「黒枠」の定義として
その言語で最初に印刷された版(初版・限定版)
というのがあります。
「第10版」までの基本セットは、「第1版」と「途中に発売されたエキスパンション」の再録カードのみで発売されています。
なので、「第2版」から「第9版」まではすべて「白枠」という仕様になっています。
第4版に初めて日本語版が刷られたので、「日本語版第4版」は黒枠で発売されています。
あれ??
なぜ?「9版」まで?「10版」も白枠じゃないの??と疑問が出ます。
「第10版」はMTGが生まれて15周年という、記念すべき年に発売されたセットだったため「黒枠」で収録されたのです!
さらには、基本セットはすべて再録で面白味がないなどの理由で、顧客の購入意欲がそがれていっていたため「第10版」の後の基本セットは、「再録」と「新規カード」が半々になるようになった経緯があります。
そして、「新規カード」も導入されるセットとなるので「第10版」以降の「基本セット」は現在に至るまで「黒枠」で生産されています。
第7版のFoilはなんで他の基本セットより高額なの?
明確にこうだから!とは言えませんが考えられる理由はあります。
・基本セットで初めてFoilが登場
・Foilが黒枠
・基本セットは第7版だけ旧枠Foil仕様
・第7版からイラストが新規になった
カードが光っている状態のものを「Foil」カードと呼びます。
第7版は「基本セット」で初めてFoilが収録されたセットなのです。
初めてのFoilほどコレクターの興味をそそる仕様はありません!
上記にも書きましたが、「基本セット」は第10版まですべて再録カードです。
再録カードということは、人気なカード、強いカードでも価値的に見ると同じ効果のカードが多く出回っているので、どちらかと言えば低くくなります。
しかし、その人気なカードや強いカードの初めてのFoilカードでしかも黒枠!という限定的な仕様になると話が変わってきます。
初めてのFoilになると一気に貴重品扱いになってしまうのです!
カード自体でいえば初版ではありませんが、Foilという枠で見ると「初版」になる「第7版のFoil」はコレクター需要が非常に高いもの!ということです。
それに、Foilじゃない基本セットの初版なんて「アルファ」や「ベータ」ですよ!
パワー9以外でも何万、何十万、何百万となるカードがゴロゴロあります。
コレクター需要や、プレイヤーとしても初版は魅力的です。
さらに、基本セットのFoilは「7版」だけ旧枠Foil仕様になっています。
「第7版」は新枠になる前で、Foilも流れ星のマークがある仕様になっています。
その後、「第8版」からは新枠になり、Foilは現在の仕様となっています。
これも基本セットは「第7版」だけこの仕様ということで特別感があります!
そして、「第7版」からカードのイラストが変更になっています。
「第6版」以前のカードのイラストから「第7版」になるとすべて新しいイラストに変更になっているのです。
イラストが変更になったタイミングの基本セットということで、そのFoilの希少性と新しいイラストの黒枠を集めたい!というコレクター需要で高騰している可能性があります。
これらのことを踏まえると、「第7版」のFoilカードは他の基本セットのFoilより平均的に高くなっているのだと考えます。
第7版のFoilだからすべてが高いというわけではありません。
めちゃくちゃ安いのもあります!
第7版Foilはどんなカードが魅力的なのか?
カード自体、どれも魅力的なのですが特に価格が高いものをご紹介します!
・カード効果が強く、対戦でよく使われている
・イラストが綺麗だったり格好いい
といったカードが特に高騰している形になります。
第7版Foil高額カードランキングトップ3
・販売相場は2020年2月時点のものを参考にしています。
・値段に幅があるのは英語版と日本語版で差があったり、状態によって価格が変動することがあるためです。
・あくまでも参考として見て頂けると幸いです。
第1位:FOIL極楽鳥/Bird of Paradise
販売相場は¥70,000~¥100,000
第2位:FOIL罠の橋/Ensnaring Bridge
販売相場は¥40,000~¥65,000
第3位:FOIL真鍮の都/City of Brass
販売相場は¥30,000~¥55,000
「しんちゅうのみやこ」って読みます!
ライク外でも¥10,000を超えるFoilカードは多くあります。
例えば、
「神の怒り」「セラの天使」「シヴ山のドラゴン」
この辺りのFoilカードも余裕で¥10,000を超えていきます。
なんと!コモンカードのFoilも高額です。
基本セットのコモン枠は対戦で強いカードが多いです!
さらに使い易いことも高騰の理由としは大きいです。
「手練」「対抗呪文」「ラノワールのエルフ」
この基本セット定番だったカードたちの7版のFoilは大体、
¥6,000~¥10,000くらいします!
第7版のFoilは宝の山!!
MTGの第7版Foilカードの魅力(まとめ)
本記事では、マジック・ザ:ギャザリングの第7版のFoilカードについて書かせて頂きました。
MTGには色々なコレクション要素があるので本当に飽きない!
そして面白い。コレクションしたカードを使って対戦して遊べることも魅力的です。
この記事を見て、MTGって第7版のFoilは結構高いんだな。面白いなぁーって少しでも思って頂けたら嬉しいです。
ちなみにですが、第8版や第9版のFoilもそれなりに高いです。
それは第7版に収録されていなかった再録カードが、それらのセットにあるからです。
7版で収録されていた「極楽鳥」や「罠の橋」なども第8版にもありますが、¥10,000は超えてます!
再録カードと言っても、値段的にも魅力的なカードはいっぱいありますね。
僕のように、リサイクルショップで見つけることもあると思うので、宝探ししてみるのも楽しいかもしれませんね!
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