戦隊モノでよくロボット合体とかありますよね。
僕は合体でかっこ良くなって、さらにパワーアップするのってとても好きなんです。
実は、マジック・ザ:ギャザリングにも合体という仕様があります!
あの、世界初のトレーディングカードゲームMTGの「合体」
もちろん、「合体」を行うとそのカードはかなり強くなります!!
これはアツイ!!
MTGで合体。こんなイメージでしょうか?
違う、そうじゃない
ピラミッドの段数が増えるごとにパワーとタフネスが上がるとか、そういうことではありません。
では、どのような感じなのか。
画像はMTG公式サイトから引用
今回の記事は、MTGの合体カードのご紹介になります。
ここ最近(2019年とか2020年)からMTGを始められた方は、おそらく合体というカードがあるということを中々ご存じないかと思います。
僕も2018年に復帰した時、衝撃的でした。
「へぇー、こんなカードもあるんだぁ」的な感じでお暇な時に見て下さい!
MTGの合体カード:「悪夢の声、ブリセラ」
その昔、「アヴァシン」という白髪で肌の色も白い、どこかのプレインズウォーカーに似た天使がいました。
イニストラードという世界(次元)の人々を守ることが一番の目的の彼女。めっちゃデーモンと戦います。
その「アヴァシン」に仕える天使が3体います。
「ブルーナ」「ギセラ」「シガルダ」の3大天使です。
そして、今回合体するのがこの3大天使の中の
「ブルーナ」と「ギセラ」です!!
この美しい天使が
ぎゃーす!!
なぜこんなことになったのか。
それはまず、アヴァシンの闇落ちからが事の発端です。
めっちゃ人間を助けていたんですが、途中から急に「人間は滅ぶべき存在だー」みたいな思考になっちゃったんです。
「大天使アヴァシン」というカードは両面仕様で、裏面が闇落ちバージョン「浄化の天使、アヴァシン」です。
「人間は腐っているー!」と町を焼け野原にしているところです。
その思考に同調したのが「ブルーナ」と「ギセラ」になります。
2体の天使も徐々に闇落ちしていくようになります。
そして最終的に決め手となったのが彼女が来たことによってです。
エムラクール
このエムラクールがイニストラードに降臨したことによって、色々な生物がエルドラージ化しました。
「ブルーナ」と「ギセラ」もその影響をモロに受けてしまったのです。
この合体エルドラージ天使「ブリセラ」と対峙したのは、もう1体の天使「シガルダ」!
さらに「サリア」という女剣士です!
VS
バトルの詳細はMTG公式読み物「聖トラフトと空駆る悪夢」で読むことができます!
MTGの合体カードと言えばこの「悪夢の声、ブリセラ」になります。
背景を少し知っておけば、さらに魅力的に感じちゃいますね!
カードスペックはめちゃくちゃ強い!!
9/10飛行、先制攻撃、警戒、絆魂
さらに相手はマナコスト3以下は唱えることができない!!
サリアとシガルダはよく勝ったなって強さです(;’∀’)
同じセットに合体カードは他にもあります
2016年に発売された「異界月」というセットで合体カードが登場しています。
「悪夢の声、ブリセラ」以外にもエムラクールの影響で合体するカードがあります。
「夜中の死体あさり」と「墓ネズミ」が合体しちゃいます・・・
さらにはこちらも!
2枚を合わせる合体カードの根源はB.F.M
1998年に発売された最初の「UNシリーズ」、「アングルード」に収録されているジョークカードです。
この「B.F.M」は2枚1組でしか出せないカードです!
ジョークカードなだけに色々面白い仕様になっています。
まず黒マナ15個必要という巨大マナコスト。しかしそれ以上にパワーとタフネスが99/99という異常なデカさです。
このカードが巨大なクリーチャー過ぎて1枚じゃ表すことが困難だという理由で2枚に分けられているという理由があります。
クリーチャータイプが特に面白くて、
クリーチャー ― 史上最強最凶最驚最恐生物(The-Biggest-Baddest-Nastiest-Scariest-Creature-You’ll-Ever-See)
何回「さいきょう」言うねん!っていうくらい「さいきょう」生物らしいです(笑)
イラストでは自分のデカさを象徴するかのごとく、角に左には巨大ワームと右にはあの「ファイレクシアンドレッドノート」が引っかかっています!
元祖合体カードはかなり昔だった!?
実は、合体システムは上記のような形ではなかったのですが1996年発売の「ミラージュ」というエキスパンションで登場しています。
左から「吐息の盗人」「アーボーグの豹」「残忍な影」です。
この3枚を生け贄に捧げるとデッキから「夜のスピリット」を出すことができます。
この3枚が「合体」して「夜のスピリット」になったという設定です。
実際にマナコストとパワーとタフネスの合計がイコールになっています。
(2)(黒)
クリーチャー — 夜魔 猫
(黒),アーボーグの豹を生け贄に捧げる:アーボーグの豹のブロックしているクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
名前が《残忍な影/Feral Shadow》であるクリーチャーと、名前が《吐息の盗人/Breathstealer》であるクリーチャーと、アーボーグの豹を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから名前が《夜のスピリット/Spirit of the Night》であるカードを1枚探し、そのカードを戦場に出す。その後あなたのライブラリーを切り直す。
2/2
アーボーグの豹の効果で自身と「残忍な影」と「吐息の盗人」を生け贄に捧げます。
元祖合体はかなり自由です。
「夜のスピリット」自体は単体で召喚も可能なので、召喚の仕方が2種類あるといった感じでしょうか。
(6)(黒)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — デーモン スピリット
飛行、トランプル、速攻、プロテクション(黒)
夜のスピリットは、それが攻撃しているかぎり先制攻撃を持つ。
6/5
マナコストはかなり必要ですが、スペックがとても優秀なカードです。
このマナコストを支払わずに色々な方法で召喚することで、フィニッシャーとしてよく活躍していたカードになります。
MTGにおける、その他色々な合体カード!
元祖合体カード「夜のスピリット」に続く合体仕様のカードがあります。
「ミラージュ」の次に発売されたエキスパンション「ビジョンズ」に収録されている「ヴィーアシヴァンドラゴン」です!
同じく「ビジョンズ」に収録されている「火吹きドレイク」と「キスクー・ドレイク」を生け贄に捧げたらデッキから「ヴィーアシヴァンドラゴン」を召喚できます!
さらに同じ「ビジョンズ」で機械合体が可能なカードがあります!
キマイラ4枚組!!
効果による合体なので、残念ながら合体先のカードは存在しません。
どのキマイラから出しても良いです。
最初のキマイラを生け贄に捧げたら、そのキマイラの効果が別のキマイラに付加される仕様です。
3種類のキマイラを生け贄に捧げて最後の1体にすべてのキマイラの効果を付加!いわゆる合体状態になるカードたちです。
真鍮の鉤爪:4マナ、先制攻撃
真鍮の鉤爪のキマイラを生け贄に捧げる:キマイラ・クリーチャー1体を対象とし、その上に+2/+2カウンターを1個置く。そのキマイラは先制攻撃を得る。(この効果は永続する。)2/2
鉄の心臓:4マナ、警戒
鉄の心臓のキマイラを生け贄に捧げる:キマイラ・クリーチャー1体を対象とし、その上に+2/+2カウンターを1個置く。それは警戒を得る。(この効果は永続する。)2/2
鉛の腹:4マナ、トランプル
鉛の腹のキマイラを生け贄に捧げる:キマイラ・クリーチャー1体を対象とし、その上に+2/+2カウンターを1個置く。それはトランプルを得る。(この効果は永続する。)2/2
ブリキの翼:4マナ、飛行
ブリキの翼のキマイラを生け贄に捧げる:キマイラ・クリーチャー1体を対象とし、その上に+2/+2カウンターを1個置く。それは飛行を得る。(この効果は永続する。)2/2
装備品合体!!カルドラ
この3枚の装備品があれば、カルドラというアバター・トークンが現れて装着されるという特殊合体です!
「カルドラ」というカードは残念ながら存在していません。
「カルドラ」は4/4のアバタートークンですべての装備の効果で実質、
ブリンク、破壊不能、先制攻撃、トランプル持ちの9/9クリーチャーになります。
MTGの合体カード(まとめ)
これらの合体カードを対戦で使用して上手く召喚することができたら、とても楽しいこと間違いなしです。
凄い切り札的な位置のカードなので、盛り上がりますよね!
ちなみ使用可能フォーマットは「異界月」はパイオニア以下で遊ぶことができます。
「ミラージュ」はレガシー以下になります。
これらの合体カードはコレクションをしたくなるような内容です。
特に「悪夢の声、ブリセラ」はそれに関わるカードも合わせてコレクションしたら楽しそうです!
上記でご紹介した合体仕様のカード以外にも、生け贄効果で呼び寄せるのは複数あります!
こういった、条件合体っていうのはホントに夢がありますね!
この記事を見て、少しでもMTGに興味が湧いてくれたら嬉しいなと思います。
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