2020年2月28日に発売された
「UNSANCTIONED」
手に入れましたよ!!
マジック・ザ:ギャザリングのジョークセット!噂の新作です!
今回はこのセットを開封してみようと思います。
MTGジョークセット:UNSANCTIONEDって何?
1993年に世界初のトレーディングカードゲームとして登場した「マジック・ザ:ギャザリング」。
現在に至るまで、世界中で人気のカードゲームとして存在しています。
そのカードゲームの中で通常の公式大会では使用できませんが、友人の間でワイワイ楽しんでもらう目的で開発されたのが「UNシリーズ」と言われるジョークセットです。
今まで発売された「UNシリーズ」は今作を含めて4種類!
・アングルード(Unglued) 1998年発売
・アンヒンジト(Unhinged) 2004年発売
・アンステーブル(Unstable) 2017年発売
・アンサンクションド(UNSANCTIONED) 2020年発売
アンステーブルまではブースターパックで販売されています。
今回のアンサンクションドが初の「構築済みデッキ」の発売になります。
構築済デッキとは:ブースターパックのようにランダムにカードが封入されているのとは違い、最初からデッキが用意されているセットのことです。
構築済みデッキの内容はすべて同じになります。
「UNSANCTIONED」は今までの「UNシリーズ」の再録カードと、新規カードを組み合わせたセットになります。
「UNシリーズ」はそのジョークカードの面白さも人気ですが、それぞれのセットに魅力的な基本土地が収録されていることもおすすめです。
「UNSANCTIONED」は構築済みデッキなのですぐ遊べる
このセットの良いポイントは「構築済みデッキ」というところです。
「UNSANCTIONED」を1つ購入するだけで、5つのデッキが手に入ります。
その内2つを選んで、いきなり友人と遊ぶことが可能です。
ちなみにデッキは30枚構築なので、基本ルールの60枚構築より少ないです。
なので基本ルールのライフポイント20を半分の10にしたり、2つのデッキを組み合わせて60枚構築にして遊ぶことができます。
ランダム封入のブースターパックだと、デッキを作るまで時間が掛かってすぐに遊びたい人向けではないのがデメリットです。
そのデメリットを消してくれる「UNSANCTIONED」は、ボードゲーム感覚で遊べるためとてもオススメだと思います。
デメリットは「英語版」しか販売されていない
「UNSANCTIONED」のデメリットとしては「英語版しかない」ことが挙げられます。
せっかく楽しいセットなのに英語しかないので効果が分からない!
そうなっては元も子もないです。
英語が得意な友人と遊べば問題はないのですが、ここは日本!!
そんなに英語テキストを完璧に読める人はいないよ(`・ω・´)ボクハマッタクヨメナイ
1枚1枚、辞書を開くのも面倒だと思います。
そんなわけで、日本語訳一覧が欲しい!大丈夫です。ありますよ!
「UNSANCTIONED」を開封してみた
実際に開けてみると、しっかりとした箱にこのように収納されています。
5つのデッキが縦に差し込まれています。ダイス2個が左右に、説明書と特別な土地カードが手前に入っています。
ダイスも説明書もオシャレです!!説明書には、おすすめのデッキの組み合わせとか書かれています。裏には5つのデッキのカード名称リストが書かれていました。
「UNSANCTIONED」の特別な基本土地とトークンカード
Foil仕様(光っている)の特別なイラストの基本土地が各種1枚ずつ入っています。
光っていないバージョンも各種1枚ずつあります!
トークンカードは6種類入っていました!
両面トークンで裏面は別のトークンになっています。
「UNSANCTIONED」白の新規カード
白色の30枚デッキの内、白のカードで新規は3枚収録されています。
(T):あなたのパーマネントを対象にとる呪文か能力を対象とする。ゲームに参加していない人物に、そのストーリーが理にかなっているかを尋ねる。もし「ノー」と言われたなら、《Flavor Judge》を生贄に捧げ、その呪文か能力を打ち消す。
2/2
騎士絆魂(あなたがコントロールする騎士・クリーチャーがダメージを与えるなら、さらにあなたはその点数分のライフを得る。)
(白):ターン終了時まで《Syr Cadian, Knight Owl》は警戒を得る。この能力は日の出から日没の間にのみ起動できる。
(黒):ターン終了時まで《Syr Cadian, Knight Owl》は飛行を得る。この能力は日没から日の出の間にのみ起動できる。
4/4
[このクリーチャーが戦場に出た時、]
墓地から点数で見たマナコストが2マナ以下のクリーチャー1体を対象とし追放する。そのクリーチャーが「拡張」を持つなら、あなたがコントロールする宿主・クリーチャーにつける。そうでないなら、戦場に出す。
2/2
この3枚が今作の新規カードになります。
この中で特に面白いカードは「Flavor Judge」かなと思います。
このクリーチャーはタップするとパーマネントを対象とする呪文や能力を打ち消してくれます。さらに打ち消しが成功したら自分も生け贄に捧げるという効果です。ここまでは普通なのですが、
打ち消すためにはある条件をクリアしないといけません。それが
『ゲームに参加していない人物に、そのストーリーが理にかなっているかを尋ねる。それが「ノー」と言われること』
これはどういうことなのか?
例えば、
僕が「Syr Cadian,Knight Owl」で相手に攻撃しようしました。
すると相手は「AWOL」を唱えて「Syr Cadian,Knight Owl」を追放するという盤面になりました。
ここで、「Flavor Judge」をタップして「AWOL」を打ち消したい!とします。
そしてこの「AWOL」と「Syr Cadian,Knight Owl」の動きが理にかなっていないと第三者に言わせないと成立しません。
ここであなたのトークの力が問われるのです!!
僕が攻撃しようとしている「Syr Cadian,Knight Owl」は、日没にならないと「飛行」という効果を得られないんだ。せっかく日没まで彼(対戦相手)と待ってたんだぜ?やっと「飛行」を得た「Syr Cadian,Knight Owl」を、彼は「AWOL」というカード1枚でいとも簡単に追放しようって言うんだ!信じられるかい?しかも「AWOL」の効果を見てくれよ?『最悪ゲームから徹底的に永遠に除去領域に置く。』だぜ?なんだよこの仕打ちは?こんなの理にかなっていると言えると思うかい?
僕の考えた例文は全く才能が感じられません。
Twitterのフォロワーさんからとても良い例文を頂きました。
「この騎士は孤高の存在だから、いなくなっても牛乳パックに行方不明の提示なんて出るはずない。だからこの状況は理にかなってると思う?」
確かに理にかなっていませんね!僕の例文の無理やり感に比べ、ごく自然に理にかなっていないことを表現できてます!
そこの感覚はその場で決める感じです。
理にかなっているか、簡単な例としては青のカードを青で打ち消すのは理にかなってないとも言えます。同じ色のカードで同じ色に効果あるわけ?みたいな。これもとても無理やり感がありますね。
その他には「壁は恐怖を感じないから効かないはず」など。byフォロワーさん
「UNSANCTIONED」青の新規カード
青色の30枚デッキの内、青のカードで新規は3枚収録されています。
あなたが長ったらしい呪文を唱えるたび、占術2を行う。(ルール文章が4行以上のカードは長ったらしい)
(1)(赤),(T):あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。あなたのライブラリーの一番上のカードを公開し、ターン終了時まで《Alexander Clamilton》は+X/+0の修整を受ける。Xはこれにより公開されたカードのルール文章の行数に等しい。その後、対象のクリーチャーと《Alexander Clamilton》は格闘を行う。
0/4
B.O.B. (Bevy of Beebles)が戦場に出たとき、1/1の青のビーブル・トークンを4体生成する。
B.O.B. (Bevy of Beebles)の忠誠度カウンターの数は、あなたのコントロールするビーブル・クリーチャーの数に等しい。(B.O.Bの上のカウンターが増えるか減るたびに、Beebleを生成するか生け贄に捧げる)
+1:最大X体のビーブルを対象とし、それらはこのターン、ブロックされない。Xはあなたの手札の枚数に等しい。
-1:カードを1枚引く。
Rings a Bellが戦場に出たとき、4文字以上の言葉を1つ選ぶ。
各ターン、あなたが選んだ言葉を最初に言った後、対戦相手は5秒以内にベルを鳴らしてもよい(もしくは鳴らす動作でもOK)。誰もそうしなかったなら、あなたはカードを1枚引く。
やはりこの3枚の内、一番気になるのは「B.O.B」ですね!
「UNSANCTIONED」のセット唯一のプレインズウォーカー「ビーブル」です。
場に出したら1/1のビーブルトークンが4体出ます。
忠誠度はビーブルの数なので最初は「4」です。その後、+1能力で忠誠度を増やしたら、その増えた分だけビーブルも増えます。忠誠度が減ったらもちろんビーブルも減ります。
どんどんビーブルを増やすことができて、このイラストのようなことになったら楽しそうですね!!
「UNSANCTIONED」黒の新規カード
黒色の30枚デッキの内、黒のカードで新規は3枚収録されています。
あなたが「リスが描かれたカード」を唱えるたび、ドングリ1個を得る。
あなたがコントロールするリス・クリーチャーが戦場に出るか死亡するたび、ドングリ1個を得る。
(2)(黒),ドングリX個を支払う。:対象のクリーチャー1体はターン終了時まで‐X/-Xの修整を受ける。
(2)(緑),ドングリX個を支払う。:対象のクリーチャー1体はターン終了時まで+X/+Xの修整を受ける。
3/3
飛行、先制攻撃、トランプル、速攻
この呪文を唱えるコストは、このターンに公開したカード1枚につき(3)減る。
Infernius Spawnington III, Esq.が戦場に出たとき、「僕がいるぞ」と言ってもよい。そうしたなら、対象のプレイヤーに3点のダメージを与える。
9/9
飛行
「各エンドステップの開始時、このターン対戦相手1人が3点以上のライフを失っていた場合、」
拡張(1)(黒)((1)(黒), あなたの手札からこのカードを公開する:宿主1つを対象とし、これをそれに結合させる。拡張はソーサリーとしてのみプレイできる。)
+1/+1
デーモンと書かれて消されてビーストとなった世代カード!
イラストと効果がマッチしていないカードです。これは過去作のカードとシリーズ化されています。今作ですべて再録されてます。
最初のネズミがどんどん成長していって家族が増えていくイラストです!とても愛らしいイラストとは反対に効果はかなりデーモンなカードになります。
「UNSANCTIONED」赤の新規カード
赤色の30枚デッキの内、赤のカードで新規は3枚収録されています。
Boomstackerが戦場に出たときと攻撃するたび、このカードの上にダイス2個を積み上げる。(すべてのダイスは垂直に積み重ねなければならない)
Boomstackerはこのカードの上に積み重ねられたダイス1個につき+1/+1の修整を受ける。
Boomstackerは各戦闘で可能な限り攻撃する。
このカードの上に積み重ねられたダイスが崩れたとき、Boomstackerを生贄に捧げる。
0/0
飛行
Stet, Draconic Proofreaderが攻撃するたび、あなたは自分の墓地からカードを1枚追放してもよい。そうしたなら、Stet, Draconic Proofreaderは追放したカードと同じ頭文字から始まる名前の対象にに4点のダメージを与える。
(白):このターンの終了時まで、対象のパーマネントかプレイヤーの頭文字を消す。
4/4
あなたが呪文1つを唱えるたび、その呪文のイラストを描いたアーティスト名の頭文字を記録する。その文字がまだ記録されていない文字だったなら、Abstract Iguanartの上に+1/+1カウンターを1個乗せる。
1/1
どのカードも面白いのですが、特にこれ!
このカードのパワーとタフネスは、ダイスを積み上げた個数に依存します。
とりあえず大きいダイスを準備しましょう。
攻撃するたびに2個ずつ積み上げます!ダイスタワーは崩れたらこのクリーチャーを生け贄に捧げないといけません。
ちょっとトイレに(テーブルをガタッ)
「UNSANCTIONED」緑の新規カード
緑色の30枚デッキの内、緑のカードで新規は3枚収録されています。
(2)(緑),(T):6面ダイスを1個振る。それは緑のサイコロ・クリーチャー・トークンになる。それのパワーとタフネスはダイスの出目に等しい。
(2)(青),(T):6面ダイスを振り直す。(この能力は、それが意味のあるときにのみ起動できる)
2/2
あなたがコントロールするクリーチャーを拡張するかエンチャントするかmutateするたびに、カードを1枚引く。
(T):(白)か(青)か(黒)か(赤)か(緑)を加える。
3/3
Spirit of the Seasonが戦場に出たとき、季節が「夏」であれば速攻を得る。「秋」であればこのカードの上に+1/+1カウンターを1個乗せる。「冬」であれば5点のライフを得る。「春」であればあなたのライブラリーから基本土地1枚を探し、手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
3/3
緑のカードも面白いのばかりです。
サイコロがそのままクリーチャートークンになるカード!
このサイコロの出た目はパワーとタフネスになるぜ!!最大6/6だ!
「UNSANCTIONED」新規の土地カード
(T):無色のマナ1点を加える。
(T):好きな色のマナ1点を加える。これは、銀枠カードのコストを支払うためにのみ使うことができる。
「UNシリーズ」最強の土地カードです!
(銀枠指定のみ)タップで好きな色のマナを1点加えるなんて、これは禁止カードになり得ますね!
「UNSANCTIONED」開封レビュー(まとめ)
本記事では「UNSANCTIONED」の開封レビューと新規カードについて書かせて頂きました。
「UNSANCTIONED」は1セットあれば、すぐに遊べる魅力的なアイテムです。
ダイスを積み上げたり、日没とか気にしてみたり、テーブルの下で新たな対戦が始まったり、ブースターパックを対戦中に剥いてみたり、とても楽しい要素でハチャメチャに遊べます。
もしこういったパーティ的なカードゲームが興味がある方は、是非手に取ってみて下さい。
とても楽しい時間が過ごせるかも!
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