マジック・ザ:ギャザリングにおいて、最強のカードは何ですか?
おそらく沢山の、いや極一部のMTGプレイヤーがこう答えるだろう。
甲鱗のワーム と
この記事には誇張された表現が多々出てきます。
マジック・ザ:ギャザリング(以下、MTG)を語る上で欠かせないカード、それが「甲鱗のワーム」です。
僕のようなヒヨっこが甲鱗様について記事を書くこと自体恐れ多いのですが、
ほら!!最近始めた方とか、
甲鱗のワーム様のこと知らないって人が増えてきたから!!!
ちょっと記事タイトルも、興味が湧くような感じで最強のカードみたいにして甲鱗様を布教してやろうと・・・おっと、MTGにもっと興味を持ってもらおうと思いました。
MTGにおける甲鱗のワームとは
マジック・ザ:ギャザリングの歴史の中で、すべてのクリーチャーの頂点にいると言っても過言ではないと心の中では思いたい最高最強のカードのこと。
レアリティはコモン
噂ではコモンの「甲鱗のワーム」は皆が入手しやすいようにレプリカとして登場していると言われています。実際は神話レアを超えていくレアリティなのでしょう。
今ではあまりにも神々しくて恐れ多いので誰も使っていない幻のカードに分類されているぞ!
甲鱗のワームが収録されているパック
甲鱗のワームの初登場は、1995年発売の「アイスエイジ」というエキスパンションからです。
なんとこの時パッケージを飾っているのが「甲鱗のワーム」である!
当時、「なんだこのパッケージのイラストは!?凄まじいクリーチャーとしか思えない!このイラストのクリーチャーは絶対MTGの環境を変えていくだろう」とか言われてたり言われなかったりした特徴的なパックになっています。
1995年 アイスエイジ コモンで登場
1997年 第5版 コモンで再録
1999年 第6版 コモンで再録
2005年 第9版 コモンで再録
2014年 コンスピラシー コモンで再録
なんと、現在に至るまで5種類の「甲鱗のワーム」が存在しているという!
しかも全てレアリティはコモンで再録されている。なんて初心者に優しい再録の仕方なのか!
第5版と第6版の「甲鱗のワーム」は白枠で再録されています。
アイスエイジの黒枠も凄まじく格好良いですが、白枠の魅力も半端ないですね。
第9版とコンスピラシーで再録された「甲鱗のワーム」はなんと別イラストで再録です!!
どんなイラストになっても、「甲鱗のワーム」という存在感は計り知れないものがありますね。
このバージョンになってからFoilも存在することになります。
「甲鱗のワーム」のここが凄い!
・フレーバーテキストが秀逸
・3ターンの猶予を与える力強さ
・マナコストはレアリティ
・甲鱗のワームに憧れたカードが存在する
他にも凄いところは多々ありますが、とりあえずこの4つだけで我慢して欲しい。すまない。
フレーバーテキストが秀逸
氷河期のあいだに繁栄を極めたこのワームは、キイェルドーのありとあらゆる人々にとって恐怖の的だった。その巨体と狂暴な性格が呼び起こした悪夢は数知れない―――甲鱗のワームはまさに、氷河期の災厄の象徴だった。
― 「キイェルドー:氷の文明」
「甲鱗のワーム」のテキストを見て欲しい。
効果は全くなく、すべてフレーバーテキストで埋め尽くされています。
その内容が、「甲鱗のワーム」の恐ろしさを物語っています。
厄災の象徴!!!
神のごとく描かれたフレーバーテキストの背景は、「甲鱗のワーム」の凄さを余すことなく表現されています。
流石です。甲鱗様!!
3ターンの猶予を与える力強さ
「甲鱗のワーム」がその気になれば1ターンで相手を倒すほどの力を持っていますが、あえてそれをしない神の余裕とも言えるパワー7!!
MTGのゲームにおける基本初期ライフポイントは20です。
そうパワー7で殴れば、3ターンで対戦相手を倒せます。
これは、相手に3ターンも猶予を与えるという余裕の行動です。
「3ターンで我を倒してみよ。さもなくばお前は死ぬ」
そういうことです。
逆に言えば、3ターンで相手を倒せるほどのポテンシャルがあります。
これは恐ろしいですね。「甲鱗のワーム」を出したターンから
3ターンキルができるとは!!
マナコストはレアリティ
どういうことか、分からないかもしれません。
「甲鱗のワーム」のマナコストは(7)(緑)で合計8必要です。
「遊戯王」というトレーディングカードゲームがあります。
あの素晴らしいカードゲーム、星のマークが多いほどレアリティが高い設定です。(※原作当初ではレアリティでした。カードゲーム自体のルールではレベルと言ってカードの強さを示す指標となっています。)
お気づきだろうか?
「甲鱗のワーム」は8個のマナが必要ということは、遊戯王で言えばレアリティ星の数が8個ということになりませんかね??
仮になったとしよう。
仮になったらあの「ブルーアイズホワイトドラゴン」と同等のレアリティになるんです!
これは何を言ってるのか分からない?自分でもよく分かってませんが突っ走ってます。
要するに「甲鱗のワーム」は激レアカードにも分類できるポテンシャルを隠し持っているということです。
「甲鱗のワーム」に憧れたカードが存在する
「甲鱗のワーム」をリスペクトするワームのカードは多数登場しています。
その中で!特にリスペクトが高いカードを1枚ご紹介します!!
「古鱗のワーム」
凄い!「甲鱗のワーム」と「古鱗のワーム」は1文字違い!!
これだけでもリスペクトが見て取れますね!
さらに「甲鱗のワーム」の脅威のパワー7をリスペストして、とてつもなく7を盛り込んだカードになります。
7マナ7/7、テキストの中とパワーとタフネスの7の数を合わせると7つの7があります。
しかし、やはり「甲鱗のワーム」に比べると劣っているカードです。
・緑のシンボルが3つ(トリプルシンボル)
甲鱗様はシンボルは1つ!初心者に優しい!
・カード効果が色々書かれていて複雑
甲鱗様はシンプルにバニラ!初心者に優しい!
・トランプルに頼ってたら3ターンキルできないよ?
甲鱗様は直接ダメージしか考えられない!
・神話レアなところ
コモンになってからが新のレアだぜ?
甲鱗のワームの宿敵「島魚ジャスコニアス」!
ジャスコニアス!!
甲鱗のワームの宿敵なだけあって、名前の響きが格好良すぎます。
青の巨大クリーチャーなのですが、このパワーとタフネスを見て下さい。
6/8
甲鱗のワームの最強のパワー7をギリギリ耐えて、タフネス6を丁度削るパワーを持っています。
負けの許されない甲鱗様の指示で、ジャスコニアスにショックを僕は唱えます。
さすがジャスコニアス。甲鱗のワームを倒すためだけに、刷られていたカードと言っても過言ではありませんね。
※ジャスコニアスの方が登場が早いです。
ちなみにレアカードです。コモンの甲鱗のワームを倒すにはやはりレアカードくらいにならないと無理ということですね。
甲鱗のワームと、ジャスコニアスの戦いは次元を1つ消滅させてしまうほどの激しい戦いになるとかならないとか
甲鱗のワーム(まとめ)
本記事ではマジック・ザ:ギャザリングにおける最強のコモンカード、「甲鱗のワーム」について書かせて頂きました。
「甲鱗のワーム」は、僕みたいな奴が全て語れるカードではありません。
そんな枠に収まるカードではないのが現実です。
しかし、少しだけ・・・触りだけでも、こんなカードなのかと思って頂けたら幸いです。
8マナ7/6のバニラコモンカードにここまでのロマンを詰めることができるって、マジック・ザ:ギャザリングって素晴らしいカードゲームですよね!
小学生のみんな!!7/6で超強いカードがあるけど君のその精神を刻むとやらのジェイスと交換しないかい??って言われてもどうにか踏みとどまるんだぞ!
そんな鮫野郎にはジャスコニアスを叩きつけるんだ!
当時小学生の時に0/1で好きなマナを出せる鳥と、「甲鱗」様をトレードした僕からの忠告だ!(涙)
(僕のTwitterはこちら)←気軽に絡んで下さい。