マジック・ザ:ギャザリングの白枠カードの見分け方!
この4枚のカード、同じイラスト同じ効果なのですが実は全部販売セットが違います。
これらが第何版のセットかパッと見ただけで分かりますか?
答えは、
・左上「第2版 アンリミテッド」
・右上「第3版 リバイズド」
・左下「第4版」
・右下「第5版」
になります。
現在では、「基本セット」のセットのシンボルマークがカードに記されています。
しかし、発売当初「基本セット」には「第5版」までセットのマークが記載されていませんでした。
それが「黒枠」になると「アルファ」か「ベータ」で分かりやすいのですが、
「白枠」になると、セットのシンボルマークがないため分からない!
しかも第2版~第5版までマークがないので、同じカードの白枠が4種類も存在することもあります。
対戦で使う分で、拘りがなければ関係のない話ですが
コレクションする上ではそういうわけにもいきません。
1つのカードに魅了されて集めてみたいと思っても、このシンボルのない白枠カードは見分けにくい!!
同じセットのカードを間違えて手に入れることだってあり得ます。
さらに、
白枠で同じカードでも、アンリミテッド(第2版)とリバイズド(第3版)では価値が違います。
古いセットの方がカード価値が高いため、自分の持っている白枠カードがもしかしたらお宝になっているかもしれません!
これらの理由で、白枠カードが第何版なのか見分けたい!
この記事はそんな悩みを解決致します。
何版なのか簡単判別!フローチャート
最初に、とても簡易的ですがフローチャートを作成してみました。
良かったら判断材料としてお使い下さい。
このフローチャートは英語版と日本語版に対応しています。
(イタリア語、ドイツ語はリバイズドと第4版はどちらも1995表記だったりするため、このチャートは英語版と日本語版を調べる時にご利用ください)
白枠カードを区別する時に見るポイント
白枠カードがどのセットなのか判別するために見るポイントを挙げます。
・テキスト
・テキストのタップ表記(タップの効果があるカードのみ)
・外枠と内枠の境目
・白のマナシンボル(白のカードのみ)
・イラストレーター表記の下
見分けるポイント:「テキスト」
実は第4版からテキストの表現が若干変更になっています。
左が第3版で
Prevent 1 damage to any target.
と書いているのに対して、右の4版からは
Prevent 1 damage to any creature or player.
と、「対象」を取る表記が変更になっています。
これが「target」のままならそのカードは「第3版 リバイズド」か「第2版 アンリミテッド」になります。
しかし、これは少し分かりづらい!!テキストを見て一番分かりやすいのがタップの表記方法です。
見分けるポイント:「タップ表記」
左から「第2版 アンリミテッド」、「第3版 リバイズド」、「第4版」となります。
こうやって見るとすべてタップの表記方法が違います。
・第1版から第2版まではタップ表現
そのままテキスト「Tap」
・第3版 リバイズド
少し斜めの「Tマーク」
・第4版と第5版(それ以降)
タップ動作の「矢印マーク」
これは「デュアルランド」を見分ける時に一番分かりやすいポイントです。
見分けるポイント:「外枠と内枠の境目」
これは、「第2版 アンリミテッド」とそれ以降(特にリバイズド)を見分ける時に確認するポイントです。
アンリミテッド版とリバイズド版で比較していみます。
写真の「下のカード」がアンリミテッドで「上のカード」がリバイズドです。
ここで言う「外枠」とは、完全に白の枠(一番外側の枠)です。
そして「内枠」とはイラストやテキストを囲っている枠になります。
その境目!!
第3版には白枠と内枠の間が黒い線になっています。
しかし第2版では、その境目が「立体表現」されているのです。
この違いによって、「第2版 アンリミテッド」なのか「第3版 リバイズド」なのか判断します。
見分けるポイント:「白のマナシンボルマーク」
白のカード限定ですが、マナシンボルのマーク表記が「第4版」以降変更されました。
「太陽」のマークになっている場合、そのカードは「第4版」以降のカードと判別できます。
見分けるポイント:「イラストレーター表記の下」
カードの左下にイラストを描いたアーティストの名前が記載されています。
「第3版 リバイズド」以前のカードにはイラストレーターの名前しか記載されてないのですが「第4版」以降には生産年がその下に記載されるようになっています。(コピーライト表記)
「第4版」は1995年 or 1996年
「第5版」は1997年
という記載になっています。
ちなみに「第4版」ではAlternate Fourth Editionという種類で流通しているものがあります。
MTG Wiki参照
供給不足を補うために別の印刷会社で印刷された第4版をAlternate Fourth Editionと呼ぶ。日本語では「アルターネイト版」「アルターネイト4th」などと呼ばれる。 スターターデッキであれば、通常の第4版が7.95アメリカドル・11.95カナダドルであるのに対し、アルターネイト版では8.95アメリカドル・12.95カナダドルと1ドルずつ価格が上がっているので未開封でも見分けがつく。また、バーコード部分などにも印刷の差異が見られる。
収録されたカードは
・裏面の印刷がぼやけており、色調が暗い。
・通常のものと比べてやや厚い。
・特殊塗料のため光沢が強く、またブラックライト下で光らない。
など通常のものと印刷品質が異なっていたため正式に発売されることはなかった。しかし、実際は相当数が一般に流出している。
通常の「第4版」と表記の違いはないのですが、質感などが若干違うものになります。
生産年表記で見分けるサマーマジックとアンソロジー
実は「白枠」でセットのシンボルマークがないカードは上記の4種類以外にもあります。
それは、
「サマーマジック」と「アンソロジー版」です。
この2つの見分ける方法として一番簡単なのが生産年表記です。
「サマーマジック」とは「第3版 リバイズド」のエラーセットです。
世間に出回るはずではなかったセットなのですが、ごく少数だけ手違いで販売されてしまったセットになります。
サマーマジックの場合、実際に比べて見ると分かりやすいです。
「第3版 リバイズド」にはイラストレーターの表記しかありませんが、
「サマーマジック」の場合、イラストレーターの名前の横に「1994」という表記があります。
この記載があるかないかで「サマーマジック」かどうか判断しやすいです。
そして、「アンソロジー」とは1998年に発売された「構築済みボックス」になります。
1998年以前の強力なカードが白枠で再録されて収録されています。
セットのマークがあるものはそのままのマークの「白枠」で収録されています。
その一部で基本セットのカードはマークなしで収録されているのです。
少し見辛くて申し訳ありませんが、アンソロジーの「サマイトの癒し手」になります。
このイラストレーター表記の下、「生産年表記」を見て下さい。
「1993-1998」となっています。
このような「○○ー○○」という表記になっているものは「アンソロジー」として見分けることができます。
MTGの白枠カードの見分け方(まとめ)
セットのマークが記載されたのは基本セットは「第6版」からです。
それ以前のものはすべてどのセットかマークがありません。
・第2版 アンリミテッド
・第3版 リバイズド
・第3版 リバイズド(サマーマジック)
・第4版
・第5版
・アンソロジー(構築済デッキ)
全6種類(他にもあったらすみません)が、カードの特徴で見分けないといけないです。
コレクターにとっては中々涙目な案件ですが、それがまた楽しい要素でもあります。
ちょっとしか違わないのに「貴重さ」が全然違うのです。
特にこの中で一番高額なのは「サマーマジック」、時点でアンリミテッドですね。
アンリミテッドは白枠で唯一パワー9が収録されているセットなので、コレクターからしたらかなりアツいセットです。
白枠だけでこんなに夢が広がるマジック・ザ:ギャザリング!とても素晴らしい。
見分ける方法が分かったらさらに集めるのが楽しくなりますね!
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