パック買ってますか?
僕は元気に買ってます。
マジック:ザ・ギャザリングのブースターパックって、3か月に1回のペースで新発売されています。
例えば、最近始めたばかりの人や最近また復帰された人は、店頭に並んでいるパックを見て何を購入したら良いのか分からないことがあるかもしれません。
・パックの種類が多い
・どのパックにどんなカードが入っているか良く分からない
このように、
とりあえず何買っとけばええんや!!!??
ってなりませんか?
パックを購入する理由を考えると
・自分のデッキパーツになり得るカードを集めたい
・トップレアがちゃんとレアしてる(高額)
・とにかく剥きたい!アド取りたい!!
とこのように、(最後の理由は置いといて)ゲームとして遊ぶために購入すると思います。
自分の理想とするデッキのパーツや、色々なカードをまず当ててデッキを模索したりするためのデッキパーツを集めるのが主ですよね。
さらに、高額なトップレアが出るとデッキに必要ない場合トレードに使えます。
高額なトップレアは、自分のデッキパーツ集めに最適な材料です。
そのカードが欲しい人とその価値に釣り合うように(レートを合わせる)欲しいカードと交換できます。
交換相手がいなければ、そのカードをショップなどに売ってデッキパーツ集めの資金にすることも可能です。
いわゆる、疑似トレードみたいなものです。
これがトレーディングカードゲームの魅力!!
それをするためには、ある程度それぞれのブースターパックを購入するポイントを知っていた方が購入しやすいと思いました。
なので、
今回は、2019年後期からのスタンダード環境のパックの購入するポイントをまとめてみます!
通常、カードショップやおもちゃ屋さんに並べてあるのは、スタンダードのパックが多いです。
2019年後期からのスタンダード
最新弾から1年半から2年くらいに発売されたセットが使用可能なフォーマットのことを「スタンダード」と言います。
2019年後期からの「スタンダード」で使用可能なセットは何があるのかご紹介します。
・エルドレインの王権
2019年10月4日に発売されています。
2021年秋までスタンダードで使用可能です。
・基本セット2020
2019年7月12日に発売されています。
2020年秋までスタンダードで使用可能です。
・灯争大戦
2019年5月3日に発売されています。
2020年秋までスタンダードで使用可能です。
・ラヴニカの献身
2019年1月25日に発売されています。
2020年秋までスタンダードで使用可能です。
・ラヴニカのギルド
2018年10月5日に発売されています。
2020年秋までスタンダードで使用可能です。
2020年1月に新セットが発売
2020年1月24日にも新しいセットが発売されます。
・テーロス還魂記
もちろんスタンダードで使用可能です。
「エルドレインの王権」のパック購入ポイント
「エルドレインの王権」のパックを購入するポイントを挙げます。
スタンダードで使用するデッキのパーツが豊富
この記事を書いている2019年12月時点で、最新弾ということもあってスタンダード環境のデッキで採用されるカードが豊富に入っています。
いわゆる粒ぞろいですね!
そもそも、「王冠泥棒、オーコ」の1強でしたがスタンダードで禁止になった為に、色々なカードが注目されるようになったのが大きいです。
主なデッキとしては、
・ブレッドオーブン
・ジェスカイファイヤーズ
といった面白いデッキが挙げられます。
ブレッドオーブンは赤黒緑のデッキです。
「パンくずの道標」
「残忍な騎士」
「大釜の使い魔」
「魔女のかまど」
など、エルドレインの王権にはメインで使用するカードが収録されています。
エルドレインの王権から登場した「食物トークン」を回してアドを取っていく戦法は、とても楽しいと思います。
「魔女のかまど」と「大釜の使い魔」の猫かまどと言われるコンボが有名です。
ジェスカイファイヤーズは「創案の火」で色々なカードを使って勝つ、これもまた面白いデッキ内容です。
そしてどちらのデッキにも入っているフェッチランド「寓話の小道」も収録されています。
フェッチランドに関しては、下のフォーマット(パイオニアやモダンなど)でもよく採用されるカードなので持っていて損はないカードです。
このようにデッキに採用されるカードが豊富なので、ブースターパックを購入する理由は大いにあるセットだと僕は思います。
パックを剥いたら、大体流行っているデッキに入るようなカードが多いので良いですよ!
「エルドレインの王権」のトップレアも魅力的
トップレア、いわゆる高額なカードも結構あります。
パーツ集めに購入して、トップレアも引くとかなりアドが取れるので良いですよね。
「エルドレインの王権」のトップレアはこんなのがあります。
・王冠泥棒、オーコ
スタンダードで禁止カードになったにも関わらず、高額カードとして維持しているとても良いカードです。
価格推移を見てみても、12月に入って安定しています。
2019年12月時点で
最安値:¥5,000前後
フルアートのイラスト違いのFoilなどは¥20,000前後に戻っています。
買取に関してもお店によっては高額買取なところもあるので
通常だったら¥3,000前後、フルアートFoilだったら¥10,000前後くらいにはなる可能性があります。
これくらいの値段で買取されたら、新たにデッキパーツを買い足すこともできるのでとてもお得ですよね。
・厚かましい借り手
以前から強い、使い易いと言われていたカードです。やはり強いし使い易い。
そして、これまたさらに注目が出てきて値段が上がってきています。
最安値:¥3,500前後
ショーケース枠は、¥6,000前後
ショーケース枠のFoilに至っては、¥10,000前後です!!
その他にも、「探索する獣」や「エンバレスの宝剣」なども徐々に価格が伸びているカードが多々あります。
こうように、トップレアが魅力的なものが多数あるので、パックを購入しても当たり枠が多いということになります。
エルドレインの王権は購入ポイントが多い!!
「基本セット2020」のパック購入ポイント
「基本セット2020」のパック購入ポイントを挙げていきます。
無理なく入るデッキパーツが豊富
「基本セット2020」は、とてもデッキに入れやすい効果のコモン・アンコモンのカードが豊富です。
各色で使い易いコモンカードを少し挙げさせて頂きました。
汎用性が高いコモンばかりです。
アンコモンも強力なカードが豊富です。
「夏の帳」は強力すぎてスタンダードとパイオニアで禁止カードに指定されました。
このように、デッキパーツを集めるのには適しているセットになります。
しかし、これらのシングル価格を見ると¥50~¥500程度でお手軽です。
パックで当てるよりかは、カードショップでシングル買いした方がお得かもしれません。
レアカードも安定した強さである
「基本セット2020」のレアカードも強いカードが多いです。
飛び抜けて強い!というわけではないですが、デッキに入っていたら活躍してくれるレベルのカードが豊富になります。
「漆黒軍の騎士」や「変容するケラトプス」などデッキによっては、単体で充分強いカードが収録されています。
ただこれらのカードも、シングル価格がお手軽なのでパックを剥いてまで当てるカードではないと思います。当たったら嬉しいです。
「基本セット2020」のトップレアについて
「基本セット2020」のトップレアは魅力的なカードは多いですが、価格帯が安めに設定されています。
パック購入して当たれば嬉しいですが、買取に出して他のデッキパーツの資金に回すことを考えたらそこまで期待値は高くないです。
「目覚めた猛火、チャンドラ」や「アーク弓のレインジャー、ビビアン」の販売価格は、¥2,200前後を推移しています。
それ以下の高額レアも大体¥1,000~¥1,500くらいです。
これらの価格帯を考えると、やはり「基本セット2020」はパックを剥くよりもシングル販売で欲しいカードを探した方がおすすめだと思います。
ただ、まとめて色々なデッキパーツを揃えたいのであれば、BOXを開封するのもワンチャンあるでしょう。
この「基本セット2020」からFoilカードの封入率も上がっているので、トップレアのFoilが当たることがあれば買取が高く付くことも考えられます。
「灯争大戦」のパック購入ポイント
「灯争大戦」のパック購入ポイントをまとめます。
コンスタントに色々なデッキに入るパーツが収録されている
「灯争大戦」に収録されているカードは色々なデッキパーツに採用されています。
例えば、アンコモンのカードで言えば
「エルドレインの王権」の時に紹介した、ブレッドオーブンに入る「楽園のドルイド」や「波乱の悪魔」が収録されています。
「楽園のドルイド」に関しては、シミック系のデッキにもよく採用されます。
白青コントールデッキに欠かせない「ドビンの拒否権」、下環境でもよく使用される「覆いを割く者、ナーセット」も収録されています。
「覆いの割く者、ナーセット」はヴィンテージで制限されるくらい強力なカードになります。
レアカードに関しても、かなり色々なデッキに採用されています。
少し紹介すると
圧倒的強者「時を解す者、テフェリー」は反則級の強さを持っています。
白青コントロールや、ジェスカイファイヤーズなどのデッキに採用されています。
「世界を揺るがす者、ニッサ」は、青緑ビートダウンなどマナを大量に必要とするデッキに採用されます。次いで、「破滅の終焉」も一緒に入ったりします。
「戦争の犠牲」は、ジェスカイファイヤーズ、ブレッドオーブンなど人気のデッキでもよく採用されるカードです。
このようにアンコモンやレアカードがまんべんなく色々なデッキに採用されるほど、セット内容が強力なのでパックを購入する価値はかなり高いです。
コレクション要素がとても魅力的
「灯争大戦」からの初の試み、日本人アーティストにおけるイラスト違いのプレインズウォーカーが日本語版のパック限定で収録されています。
36名のプレインズウォーカーが、魅力的なイラストになって登場しています。
パックを剥いたら2分の1の確率で、イラスト違いのPWが封入されているので集めるのが楽しくなります。
https://cuberoomblog.com/mtg-liliana-3/
これらをコレクションするつもりでパックを剥いていたら、おのずとデッキパーツも溜まっていく不思議現象が起こりますよ!
トップレアのFoilが価格的に強い
どのセットも、トップレアといったら対戦で強いから価格が高額になる傾向になります。
しかし、「灯争大戦」はそれとは別のコレクション要素で、飛び抜けて高額になっています。
「戦慄衆の将軍、リリアナ」と「覆いを割く者、ナーセット」の絵違いFoilに関しては、灯争大戦のパックの目玉です。
「覆いを割く者、ナーセット」絵違いFoil
販売価格:¥25,000~¥32,000
「戦慄衆の将軍、リリアナ」絵違いFoil
販売価格:¥100,000~¥170,000
このようにかなり高額な金額で取引されています。
これらを当てると、ほぼ宝くじに当たった感覚に近いです。
当たり要素が高いのはパックを剥く上で、とても重要だと思います。
なので、「灯争大戦」はパックを剥くのがとても楽しいのでおすすめしたいです。
「ラヴニカの献身」のパック購入ポイント
「ラヴニカの献身」のパックを購入するポイントは1点だけかと思います。
それは
・ショックランドを集める
5種類のショックランドが収録されています。
スタンダードのフォーマットでアンタップ状態で2色のマナを選んで出せる土地は、主にショックランドになります。(2点支払う条件あり)
基本的に色が合うショックランドはどのデッキにも採用されるので重宝します。
「ラヴニカの献身」では、もちろんデッキパーツに必要なカードも多々あります。
例えば、
「ハイドロイド混成体」はラヴニカの献身のトップレアになります。
青緑のデッキに入るカードですが、パックを剥いて当てるよりかは「チャレンジャーデッキ」を購入した方がお得です。
「成長のらせん」も同様で、チャレンジャーデッキを購入したら手に入ります。
「荒野の再生」も強力なアンコモンカードですが、パックを剥くよりシングル販売で購入して入手した方がお得だと思います。
これらの点を踏まえて、「ラヴニカの献身」に関してはパックを購入する理由がショックランドのみになってしまいます。
しかも、ショックランドに関しても1枚¥1,800程度なので、必要な枚数を揃えるのであればパックよりもシングルで購入することをおすすめします。
パックが定価割れしているのであれば、ショックランドくじ感覚で購入するくらいのレベルです。
「ラヴニカのギルド」のパック購入ポイント
「ラヴニカのギルド」のパック購入ポイントも一番は「ラヴニカの献身」と同様に、
・ショックランドを集める
になります。
他にも強いレアカードも収録されているため、「ラヴニカの献身」よりも購入をおすすめできます。
例えば
スタンダードのコントロールデッキやパイオニアなどでも採用される「暗殺者の戦利品」。
黒緑ビートダウンや、ブレッドオーブンなどスタンダードで人気のデッキに採用される「ゴルガリの女王、ヴラスカ」。
パイオニアなどのイゼットフェニックスなどのデッキに採用される「弧光のフェニックス」などがあります。
これらのカードもショックランドと合わせて当たれば、パックもかなり買い得かなと思います。
ランキングにしてみた
上記で挙げた購入ポイントを踏まえてランキングにしてみます。
総合 | |
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デッキパーツ | |
トップレア | |
コレクション性 |
総合 | |
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デッキパーツ | |
トップレア | |
コレクション性 |
総合 | |
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デッキパーツ | |
トップレア | |
コレクション性 |
「基本セット2020」と「ラヴニカの献身」は残念ながらランク外としました。
この2つのセットはパックを購入するよりシングルで欲しいカードを購入した方が良いと思ったからです。
この環境で発売された、その他のパック
2019年後期のスタンダード環境で使えるカードは古くて「ラヴニカのギルド」です。
「ラヴニカのギルド」が発売されたのが、2018年10月になります。
その時期以降で発売された、スタンダードで使用できないセットが2つほど発売されています。
2018年12月に発売された「アルティメットマスターズ」
刺激的なリミテッドを楽しむために発売されたセットです。
すべてのカードが再録カードになりますが、ほぼ今までのMTGで強力だったカードが収録されています。
使用可能なフォーマットは、そのカードのフォーマットになります。
新しく発売されたのでスタンダードで使える!というわけではありません。
「ボックス」を購入したら1枚「ボックストッパー」と言われる特別なカードが封入されています。
この特別なカードは、「アルティメットマスターズ」に収録されているトップレアカードたちの拡張アートFoilになります。
2019年6月に発売された「モダンホライゾン」
モダン向けのセットとして発売されたのが「モダンホライゾン」です。
フォーマットは「モダン」以下でしか使用できません。
脅威のプレンズウォーカー「レンと六番」を生み出したセットです。
レガシーで禁止カードに指定されてしまうほど環境で暴れていました。
その他には「否定の力」や「最高工匠卿、ウルザ」などの強力なカードが収録されています。
パック購入ポイント(まとめ)
本記事では、2019年後期におけるスタンダード環境のパック購入ポイントについての内容を書かせて頂きました。
この時期にマジック:ザ・ギャザリングに興味を持った人や復帰された人にも、少しでも参考になったら嬉しいです。
この記事の内容は、1つの考え方・見方として捉えて下さい。
いやそうじゃないだろう。このセットの方が良い!っていう意見ももちろんあると思います。
当然その意見や内容も正解だと思います。僕はそれを否定するつもりもありません。
むしろそういう見方があるのかと参考にしたいくらいです。
そういうことなので、改めて1つの考え方・見方として捉えて下さいね!
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