マジック・ザ:ギャザリング
では、レアリティが4つに分かれています。
- コモン
- アンコモン
- レア
- 神話レア
レアリティというは、パックから出る確率によって決められています。
コモンのカードが最も出やすくなっていて、神話レアのカードが最も出にくくなっています。
しかし、このレアリティというのはコモンだからハズレだ!神話レアだからアタリだ!とは一概には言えません。
それは何故かと言うと、カードとして強いコモンもあれば弱い神話レアもあるからです。
確率だけでいえば、神話レアを引くのはアタリに違いありません。
もちろん神話レアで強いカードもたくさんありますが、神話レアなのに弱いカードもたくさんあります。これは、他のレアリティでも言えることです。
ただやはり、レアリティが上がるにつれて強力なカードが多いのは事実です。
何が言いたいのかというと!
コモンでも神話レアを超えるほどの強力なカードが存在します!!
コモンでも強いカードというのは結構あって、しかもそれがFoilカードになると価格がどーんと上がっているものがあります。
カードを買う上では、やはりレアカードに目が行きがちですがコモンでも魅力的なカードがいっぱいあるよって知って欲しいなぁと思ってます。
今回は、そのコモンのFoilで値段が高いカードをまとめてみようと思います。
この記事の主軸は強いコモンをまとめたい
高額なコモンカードのご紹介記事になってしまいますが、
目的としては
コモンでもこんなに強いカードがあるよ!
ということが一番伝えたいと思っています。
全カードを見ると、ご紹介するコモンのカードはほんの僅かになります。
もちろん紹介しているもの以外でも、強いカードは存在します。
ただ、値段と強さは比例するところがあるので分かりやすい指標として、値段が高いものをご紹介しております。
Foilの価格はあくまでも参考程度に見てもらえると幸いです。
ちなみに参考価格は
2019年10月時点の相場状況を参考にしています。
※基本的に日本語版の価格を見ています。
※カード状態によっては値段は前後します。
強いカードたちなので、再録後はレアリティが変更されているカードもあります。発売当初がコモンだったというカードも挙げているので注意。
大体¥5,000~¥9,000のコモンFoil(一部)
¥5,000~¥9,000あたりのコモンFoilは結構あります。
若干の差異はあると思いますが安い順から一部ご紹介致します。
蓄積した知識
(1)(青)
インスタント
カードを1枚引き、その後すべての墓地にある名前が《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》であるカードの数に等しい枚数のカードを引く。
デッキに4枚採用カード!
1枚目だと2マナ1ドローと普通のカードですが、2枚目以降になるとドロー数が増えるコモンとは思えない効果です。
2000年に発売された「ネメシス」というセットで初登場です。
構築済みデッキにも採用されているのでFoilではないバージョンだと安め
通常版¥10~¥100 → Foil¥4,000~¥5,000
噴出
(4)(青)
インスタント
あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたがコントロールする島(Island)を2つ、オーナーの手札に戻すことを選んでもよい。
カードを2枚引く。
0マナで手札補充の強カード!!
実際は5マナと重いですが、島を2枚手札に戻すだけで2枚ドローできる効果です。
まだ自分のターンで土地を出していないタイミングで噴出を使えば、戻した島を場に出せるので実質1枚戻して2枚ドローという方法が可能です。
強すぎなので2019年時点では禁止カードです。
1999年に発売された「メルカディアン・マスクス」で初登場しています。
通常¥60~¥300 → Foil¥5,000~¥6,000
選択
(青)
インスタント
占術1を行う。(あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードをあなたのライブラリーの一番下に置いてもよい。)
カードを1枚引く。
1マナ1ドローで占術もできちゃう!!
デッキの一番上のカードを確認してから、ドロー出来る優秀効果です。
2000年に発売された「インベイジョン」で初登場しています。
直近でいえば「エルドレインの王権」でも再録されています。
通常¥10~¥100 → Foil¥5,000~¥6,000(インベイジョン版のみ)
対抗呪文
(青)(青)
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
シンプル!しかし強力なカード!!
シンプルに強いカードです。
2マナでどんな強力な呪文でも打ち消すことができます。
MTGの初セット「アルファ」から収録されているカードです。
Foilはこのイラストで封入されている「メルカディアン・マスクス」で初登場です。
※マスクスの相場で見ています
通常¥100~¥200 → Foil¥6,000~¥7,000
楽園の拡散
(緑)
エンチャント — オーラ
エンチャント(森)
楽園の拡散が戦場に出るに際し、色を1色選ぶ。
エンチャントされている森がマナを引き出す目的でタップされるたび、それのコントローラーは追加で選ばれた色のマナ1点を加える。
森が好きな色のマナに加えて2マナ出せる!!
マナはMTGにおいて基盤になります。
森限定といえど、好きなマナを出せるようになる森は強力です。
しかも緑マナも出せるんですよ!
2006年発売の「ディセンション」で初登場しました。
通常¥300~¥600 → Foil¥6,000~¥7,000
彩色の星
(1)
(1),(T),彩色の星を生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。
彩色の星が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、カードを1枚引く。
好きな色のマナに変えてドローもできる!
手軽なマナコストでアド効果が期待できるカードです。
生け贄や、ストーム要員、タルモゴイフの強化稼ぎなどに使えます。
通常¥450~¥750 → Foil¥7,000~¥8,000
フェアリーの忌み者
(1)(黒)(黒)
クリーチャー — フェアリー ならず者
飛行
フェアリーの忌み者を捨てる:墓地にあるカードを最大2枚まで対象とし、それらを追放する。
2/2
場に出ずとも強力なカード!!
手札から捨てることで相手の墓地のカードを2枚追放できます。
もちろん自分の墓地も対象にできます。
墓地から繋げるコンボはたくさんあって、それを封じることができるのが強いです。
2008年に発売された「シャドウムーア」で初登場しています。
通常¥200~¥300 → Foil¥8,000~¥9,000
リスティックの研究
(2)(青)
エンチャント
対戦相手1人が呪文を唱えるたび、そのプレイヤーが(1)を支払わないかぎり、あなたはカードを1枚引いてもよい。
何枚も出していたら相手は困るぞ!!
相手依存ですが、ドローができるかもしれない効果です。
相手が唱えるたびなので、引ける確率は結構高いです。
2000年発売の「プロフェシー」で初登場しています。
通常¥750~¥1,300 → Foil¥8,000~¥9,000
手練
(青)
ソーサリー
あなたのライブラリーのカードを上から2枚見る。そのうちの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に置く。
1マナで2枚確認して1枚手札に加えれる!!
手軽なドローカードなので非常に使い易いカードです。
コントロールデッキによく使われるカードになります。
2001年発売の「第7版」でFoilが登場しました。
通常¥150~¥350 → Foil¥8,000~¥9,500
暗黒の儀式
(黒)
インスタント
(黒)(黒)(黒)を加える。
1マナで3マナ出ます!!
マナ加速としてかなり優位に立てる1枚です。
1ターン目に3マナ使えるのはかなり強いですよね。
Foilが収録されたのは、「メルカディアン・マスクス」からです。
通常¥100~¥400 → Foil¥8,000~¥9,500
高額FoilコモンカードBEST7
2019年時点で、高額なFoilのコモンカードをランキングします。
7位:魔力変
(1)(赤/緑)
インスタント
望む色の組み合わせのマナ2点を加える。
カードを1枚引く。
実質0マナで1ドロー!!!
好きな色のマナ2点とドローができるメリットしかないカードです。
ストーム稼ぎにも有効です。
2008年発売の「シャドウムーア」で初登場です。
通常¥1,200~¥1,600 → Foil¥11,000~¥12,000
6位:目くらまし
(1)(青)
インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたがコントロールする島を1つ、オーナーの手札に戻すことを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それをそれのコントローラーが(1)を支払わないかぎり、打ち消す。
ノーマナで打てる地味に嫌らしい打ち消し呪文!!
こういうマナ以外で打てる呪文のことを「ピッチスペル」と言います。
島が出ていれば、このカードを打たれるかもしれないというのは相手にとって地味に嫌で、牽制カードとしても機能しています。
再録後は「アンコモン」に格上げされちゃっているカードです。
2000年発売の「ネメシス」で初登場しています。
通常¥100~¥300 → Foil¥14,000~¥15,000
5位:猿人の指導霊
(2)(赤)
クリーチャー — 類人猿・スピリット
あなたの手札にある猿人の指導霊を追放する:(赤)を加える。
2/2
赤マナになるお猿さん!!!
普通に出すとただの3マナ2/2のどこにでもいるクリーチャーです。
しかし、手札にいるとマナ加速サルに大変身。
やはり低リスクでマナが出せるカードは強いです。
2007年発売の「次元の混乱」で初登場しました。
通常¥450~¥700 → Foil¥17,000~¥18,000
4位:定業
(青)
ソーサリー
占術2を行い、その後カードを1枚引く。(占術2を行うには、あなたのライブラリーの一番上から2枚のカードを見て、そのうちの望む枚数のカードを望む順番であなたのライブラリーの一番下に置き、残りを望む順番で一番上に置く。)
2枚見て、好きな方を選ぶのです!!
1マナでドローできる点で強いのですが、デッキの上から2枚選んでドローできるのはかなり優位に働きます。
不要なカードを引けば、一番下に入れてデッキ圧縮効果も見込める点も強いです。
モダンでは禁止カードに指定されています。
2010年発売の「基本セット2011」で初登場しています。
通常¥350~¥500 → Foil¥18,000~¥19,000
3位:思案
(青)
ソーサリー
あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらを望む順番で戻す。あなたはあなたのライブラリーを切り直してもよい。
カードを1枚引く。
見れるカードが3枚!!?選択肢の多いドロー呪文
定業より確認できるカードが多く、同じ1マナドロー呪文。
定業はデッキの1番下に置ける利点がありますが、有効カードを引ける点を考えたら3枚見れるのは優秀です。
2007年発売の「ローウィン」で初登場しています。
※Foilはローウィン版の価格相場です
通常¥150~¥300 → Foil¥21,000~¥23,000
2位:輪作
(緑)
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、土地を1つ生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーから土地カードを1枚探し、そのカードを戦場に出す。その後あなたのライブラリーを切り直す。
強力、土地サーチカード!!
一見微妙な効果に見えますがそんなことありません。
この記載されている「土地」は、自分のすべての土地を対象とします。
輪作を唱えた土地を生け贄に捧げて、「ガイアの揺籃の地」などアドバンテージの高い土地を引っ張ってこれるということです。
さらに「ガイアの揺籃の地」で一度マナを出した後に生け贄に捧げて「ガイアの揺籃の地」を引っ張ってくることも可能なので、一時的なマナ加速度が半端ないです。
1999年発売の「ウルザズ・レガシー」で初登場しています。
通常¥150~¥300 → Foil¥24,000~¥26,000
1位:渦まく知識
(青)
インスタント
カードを3枚引き、その後あなたの手札からカードを2枚、あなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。
インスタントドロー呪文!!
3枚の内2枚戻すではなく、3枚と手札の中から2枚選んで戻せるのが器用です。
手札破壊などの対策にもなりますし、占術カードなどと一緒に使えばドローをかなりコントロールできます。
使用率がめちゃくちゃ高いカードです。
「メルカディアン・マスクス」でFoilが初登場しています。
※Foilはマスクス版の価格を参考にしています。
通常¥30~¥200 → Foil¥40,000~¥48,000
高額Foilカードなどはしっかりガードできるケースなどに保管するをおすすめします!
強力(高額)コモンカードまとめ
本記事では、強いコモンカードを紹介形式で書かせて頂きました。
コモンカードの種類はMTGの中で、一番多いです。
だからこそ、あれ?コモンなのに効果がおかしいぞ?ってカードも多々あります。
大体、低コストでアドバンテージが大きいカードが人気になっています。
・マナが出せる
・ドローできる
・打ち消しができる
この3点で使い勝手の良いものが、高額になる基準になっていると思えます。
Foilになってしまうと高額になりますが、通常だと比較的入手しやすい金額設定なのでデッキ採用も容易なのが良いですね。
投資やコレクションで言えば、Foilはとても魅力的な金額です。
え?Foilになるとこんな値段になっているの??昔当たった記憶がある!!とか思う人はすぐにストレージを漁って下さい。
お宝が眠っているかもしれません。
この記事で、ご紹介しているコモンカードはほんの一部に過ぎません。
これら以外のカードでもデッキによっては強いものや、高額になるカードはわんさかあると思います。
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