トレーディングカードゲーム全般にもあるかもしれませんが、
マジック・ザ:ギャザリング(以下、MTG)には
「サインド」や「アーティストプルーフ」といったカテゴリーのカードが存在します。
最近、僕もそれらのカードを手にする機会がありました。
今回の記事は、その「サインド」や「アーティストプルーフ」とはどういうカードなのかを書いていきます。
MTGのサインドやプルーフに興味がある
そもそも、サインドやプルーフのことが良く分からない
サインドやプルーフの入手方法を知りたい
などなど
MTGにおけるサインド・カードとは
僕が先日、手に入れた「サインド」のカード1枚をご紹介します。
友人から頂いたカードなのですが、とても良い素晴らしいカードです。
2019年に発売されたエキスパンション「エルドレインの王権」に収録されている、「湖に潜む者、エムリー」の拡張アート版のカードです。
このカードのテキスト欄に「サイン」が書かれています。
これは「湖に潜む者、エムリー」のイラストを描いたアーティスト
Livia Primaさんの直筆サインになります。
このような、アーティストのサインが表面に入ったカードのこと「サインド・カード」と呼びます。
カード表面にサインがある場合で、カード名の判別が可能な場合はルール上、ゲームとしても使用可能になります。
そしてカード裏面にサインがあったり、別のカードと区別できるようなことになっていた場合は「マークド」になります。
「マークド」はルール上、ゲームでは使用できなくなるので注意が必要です。
ただ、公式大会でも表面の加工(今回の場合はサインド)をしているだけならMTGは一応使用可能ですが他のトレーディングカードは禁止の場合があります。
趣味で友達と遊ぶ分には全然問題ないと思いますが、公式大会ではよく確認するべきです。
MTGもジャッジの確認の手間を省くために、サインドではなく通常カードを選択する方が無難です。
MTGにおけるアーティスト・プルーフとは
直筆サイン入りエムリーと、さらにアーティスト・プルーフも1枚ほど友人から頂きました。
これも素晴らしいカードで、その友人には感謝しかありません。
このカードも「湖に潜む者、エムリー」を描いたアーティスト「Livia Prima」さんがイラストを描いているカードです。
Foilカードなのですが、一見普通のFoilカードに見えます。
しかし、このカードを裏返すと!
なんといつものMTGの裏面ではなく、「真っ白」になっています!
そこに直筆サインを入れてもらっています。
そう、「アーティスト・プルーフ」とはこのようにカード裏面が真っ白な状態のものを指します。
プルーフ/Proof・・・証明・証拠・校正刷り・試し焼き
といった意味があります。
要するに、イラストを担当したアーティストさんに配られる特別なカードになります。
「こんな感じで、正式なカードになりますよ」と証明するようなカードです。
これは、約1種類のカードに付き50枚ほどアーティストさんに配られます。
ただ、現在では
・通常
・Foil
・拡張アート版
など同じイラストでも種類があるので、その種類ごとに50枚配られているようです。
※アーティストプルーフは大会での使用はできません。
サインドやプルーフカードの入手方法は?
こういったカードは特別なカードになります。
MTGを専門的に扱っているお店や、一部のバイヤーから入手できる方法もありますが、サインに至っては本物かどうかの判断が付きにくいのが難点です。
その場合は、個人で信頼できると判断した場合のみ購入をおすすめします。
正規で入手する方法は、
アーティストさんから直接購入する!
です。
いやいや、そんなことは当たり前でしょうが!
その方法を取ることができれば、一番確実なのは確かだけど難しいでしょ。
わざわざ、アーティストさんにアポとって購入するのかよ(;´Д`)
と色々思うかもしれません。
さすがに、これは無理がありますよね。
しかし、アーティストさんに直接会えるイベントが設けられることがあります。
僕が友人から頂いた、「Livia Prima」さんのサインカードとプルーフカードは2020年1月のイベントで購入できたカードになります。
気になるアーティストさんが、日本に来てくれることがあるのです!!
そういったイベントでサインをしてもらったり、アーティストプルーフが購入できるチャンスがあったりします。
こういったイベントはMTG専門店の「東京MTG」さんで定期的に実施されたりするので情報を確認してみるのがオススメです。
「東京MTG」さんは、MTGのカードはもちろんのことコレクター向けのアイテムもより多く扱っているお店です。
中々、お目にかかることができないMTGのイラストの「原画」や、そのプリントなども入手できたりします!
僕が東京に行ったら一番行ってみたいお店です!
このように、アーティストがイベントに参加されることがあるので「東京MTG」さんのサイトやXなどは要チェックです!
その他に、アーティストさんが来るイベントは
「マジックフェスト」があります!
「マジックフェスト」は世界各地で行われるMTGのお祭りです。
日本では「プレイヤーズコンベンション」というイベントでアーティストが参戦されたりします。
この時に、気になるアーティストがいる場合は、サインをもらえたりするので欲しいカードをGETするチャンスになります。
MTGのイラストレーターはほぼ海外の人(追記:最近では日本人アーティストが増えてきました)ですが、日本にいてもサインやプルーフを入手できるチャンスがあるので、頑張りましょう!
サインドやプルーフに価値はあるのか?
MTGの「サインド・カード」や「プルーフ」は貴重です。
レアカードです。
しかし、これは完全にコレクター向けアイテムになります。
「単純にお店で売る」という手段だと、
「サインド」は通常カードに落書きされたものとしての評価になります。
美品の状態のカードより劣る状態に設定されるので、買取り金額が落ちます。
「プルーフ」に関しても、ゲームとして遊べないカードなので通常カードに比べて買取金額が落ちると思います。
市場では価値は低いです。
なので、出回らない!!
オークションなどの個人で販売されることがほとんどです。
お店ではなく、本当に欲しいコレクターが通常カードの値段より高く購入してくれるからです。
なので、
価値があるかないかと言われたら「価値はあるが、人による」となります。
僕からしてみたら、サイン入りや、プルーフにスケッチとか入っていたら唯一無二のカードとして嬉しくなります。
お金としての価値ではなく、純粋なコレクションの価値は確実に高いカードでしょう。
MTGのサインドとプルーフについて(まとめ)
本記事では、MTGにおける「サインド・カード」と「プルーフ」について書かせて頂きました。
TCG全般でも言えますが、MTGには素晴らしいイラストのカードが豊富にあります。
MTGをしていたら確実に1枚以上は、このイラスト凄く良いなと思えるカードに出逢ってると思います。
(まだ、出会ってない?それはいかん!MTGカードギャラリーをすぐ確認するんだ!)
そのイラストのカードに、描いたアーティストさんのサインやスケッチなどを書いてもらえるんですよ!
それって興奮しませんか?
価値があるとかないとか関係なしに、興奮しませんか?
純粋に凄いものを手に入れてしまった。自分にとっての宝物だ!って僕ならなります。
それを味あわせてくれるアーティストさんってホントすげぇぜ!
さぁ、あなたもこの沼に・・・おっと、素晴らしい趣味の世界に興味を持ったはずです。
対戦ゲームとしても素晴らしいですが、コレクションとしても素晴らしいMTGを一緒にやりましょう!
(僕のXアカウントはこちら)←気軽に絡んで下さい