マジック・ザ:ギャザリングというカードゲームには、Foilカードという同じカードでも光ったタイプのものが存在しています。
その中に販売価格が、10万円を超えるものが複数あります!
簡単説明Foilカードとは
実際に店頭販売されたパックだけでいうと、
1999年に発売された「ウルザズ・レガシー」というエキスパンションからFoilカードは実装されました。
プロモーション仕様のカードを含めると、もう少し前になります。
Foilは大まかに言えば2種類存在しています。
参考写真の左のように「流れ星マーク」が入っているのと、入っていないものがあります。
Foilカードが導入されてしばらくは左側でしたが、カードの枠が変更になって右側の仕様に変わりました。
しかし、2019年以前まではどっちの光り方もパックから出る希少性は変化していないので価値としてはあまり変わりません。
個人の好みはあります。
・2019年の「基本セット2020」からFoilカードの封入率がUPしたため少し希少性が落ちました。さらにコレクターブースターパックも出た為、そのFoilカードは通常カードと同等くらいの価格帯になってしまっています。
・コレクターブースターパックのFoilで希少性が高いのは拡張Foilとショーケース枠Foilになっています。
販売価格が10万円を超えるFoilカード
・参考販売価格はMTG専門店「晴れる屋」さんを見ています。
・状態はNM(ニアミント)←販売の中で一番良い状態を見ています。
・日本語版と英語版どちらか片方10万円を超えている場合挙げさせて頂いています。
・2020年2月21日時点の価格です。
パックの発売が古い順でいきます!
日本語版:¥150,000
英語版:¥140,000
1999年に発売された「ウルザズ・レガシー」に収録されているカードです。
Foilカードが実装された最初のパックのトップレアFoilはやはり高いです!
再録禁止カードということもあって安定して価格が伸びています。
日本語版:¥100,000
英語版:¥100,000
2001年に発売された基本セット「第7版」に収録されているカードです。
再録カードになりますが、基本セットとして最初のFoilが実装されたセットなので基本的にFoilが高いです。
2002年に発売された「オンスロート」というエキスパンションに収録されています。
カード名 | 日本語版 | 英語版 |
汚染された三角州 | ¥180,000 | ¥65,000 |
溢れかえる岸辺 | ¥150,000 | ¥55,000 |
樹木茂る山麓 | ¥100,000 | ¥37,000 |
血染めのぬかるみ | ¥100,000 | ¥50,000 |
フェッチランドは再録可能カードなので、現在すでに再録されています。
しかし、フェッチランドの需要と初版Foilという点も含めてFoilは高額になっています。
もう1種類の「吹きさらしの荒野」は残念ながら10万円を下回っています。
値段は、良く使用されている色が高くなる傾向になります。
なので、これらは今後の環境次第で値段が前後すると思われます。
日本語版:¥160,000
英語版:¥25,000
2005年に発売された「神河謀叛」というエキスパンションに収録されています。
日本語版が異常に高い!おそらく梅澤由来で「日本」というプレミアもあって高くなっていると思われます。
カード効果もとても強いです。
日本語版:¥110,000
英語版:¥75,000
2007年に発売された「未来予知」に収録されています。
発売当初の通常版は¥500レアでしたが、徐々に強さが明るみに出てあっという間にトップレアになったカードです。
マスターズシリーズで何度か再録されていますが、それでも初版は高額を維持しています。
初版Foil強い!(確信)(`・ω・´)
人間が好物らしいのですが、再録イラストだけ見ると途中から標的を鹿に変えてる節があります。
日本語版:¥120,000
英語版:¥55,000
2007年に発売された「ローウィン」というエキスパンションに収録されています。
2020年でさらに値上がってきたカードです!「テーロス」で再録されているためパイオニアでも使用可能でさらに値上がりしている傾向です。
とても強いカードであり、デッキに4枚投入することが多いので需要が高いです。
滅多なことが無い限り初版は徐々に上がっていくのではないでしょうか。
初版Foil強い!!(2回目)
日本語版:¥220,000
英語版:¥85,000
2010年に発売された「ワールドウェイク」というエキスパンションに収録されています。
言わずと知れた「神」カード!あまりの強さに禁止カードにも指定されていました。
何度か再録されていますが、やはり初版は高いです!
初版ふぉ(以下略)
日本語版:¥160,000
英語版:¥60,000
2016年に発売された「エターナルマスターズ」という特殊セットに収録されています。
1996年に発売の「アライアンス」が初登場して、その再録バージョンになります。
プロモカードもありますが、パックから出るこのイラストのFoil版はこのエターナルマスターズだけ!(2020年時点)
いわゆるFoilでの初版になります。
その後、希少性の高いマスターピースという枠で再録されています。
さらに、日本語版の「意志の力」はこの「エターナルマスターズ」版のみとなっているので、日本語版の方が価格が高い現象が起きています。
そして次で最後の10万越えFoilカード!!
日本語版のみ存在:¥280,000
2019年に発売された「灯争大戦」に収録されているカードです。
この記事を書いているのが2020年です。発売されてまだ1年でこの値段!
他のFoilの中で1番高額になっています。
MTGの長い歴史の中で初の試みだった「灯争大戦」。日本人アーティストによる日本語版限定のイラスト違いが収録されたエキスパンションです。
その中であの「天野喜孝」先生が担当したのがこの「戦慄衆の将軍、リリアナ」になります。
ご本人のネームバリューが凄いこともあって、MTG関係以外の方にも多く広まった内容です!
そのカードのFoil!!出る確率的には120BOXに1枚くらいです!
そりゃあ高額になりますね(;´Д`)
10万円を超えるFoilカード一覧
カード名(Foil) | 日本語版 | 英語版 |
厳かなモノリス | 15万 | 14万 |
極楽鳥(7版) | 10万 | 10万 |
汚染された三角州(初版) | 18万 | 6.5万 |
溢れかえる岸辺(初版) | 15万 | 5.5万 |
樹木茂る山麓(初版) | 10万 | 3.7万 |
血染めのぬかるみ(初版) | 10万 | 5万 |
梅澤の十手(初版) | 16万 | 2.5万 |
タルモゴイフ(初版) | 11万 | 7.5万 |
思考囲い(初版) | 12万 | 5.5万 |
精神を刻む者、ジェイス(初版) | 22万 | 8.5万 |
意志の力(エタマス) | 16万 | 6万 |
戦慄衆の将軍、リリアナ(日絵) | 28万 | なし |
パックから出るFoilカードが高額になる理由
上記で挙げた高額Foilカードの特徴を僕なりにまとめてみます。
・初版である(全共通)
・ゲーム的に強力な効果
・コレクション性が高い
この特徴はFoilがないカードでも当てはまる内容です。
しかし、これらの理由に加えてそのカードがFoilである!というのが一番の高額の理由だと思います。
高額になる理由:初版である
これは上記に挙げたすべてのFoilカードの共通点です。
再録禁止はもちろんのこと、再録可能カードは特に初版の高額率が高くなります。
初版いうのは一言で言えば「貴重」!
この「貴重」というプレミア感がコレクターや拘りがある方に人気です。
手に入る可能性が低い。綺麗なものを見つける可能性が低い。
やはり出現率が低いものはレア度が上がりますよね。
月日が経つに連れて価値が上がるのは「初版」から!これ鉄則です。
なので、発売が新しいセットも注目されていたり興味があるカードは安いうちに確保しておくと後々、嘘でしょ?って価格になる可能性があります!!
コレクターブースターパックが出てから、Foilの価値感が変化してしまいました。
2019年発売の「エルドレインの王権」から発売されたパックのFoilの狙い目はショーケース枠Foilと拡張アート版Foilになります。
個人的にはこの辺りが狙い目です!
「王冠泥棒、オーコ」に関しては、色々なフォーマットでの禁止の連続でかなり価格が下がっています。
しかし、カードパワーが高いのは変わりありません。そして「エルドレインの王権」の顔とも言える立ち位置。さらには絵違い拡張アートで初版のFoil。
これだけのポテンシャルがあるので年月が経つと貴重になるのでは?と思っています。
現時点で禁止のせいで使えなくなって価格が下がっているので、心理的に雑に扱っても構わないカード(物理的に)となり状態が良いものも少なくなると予想します。
そうなると初版の拡張アートFoilオーコの完品の入手が将来的に難しくなり、あれ?なんでこんなにオーコ高くなってんの?ってなった場合ニヤリとできるのです。
この時点ではモダンまで禁止になっているオーコですが、今後色々なカードが発売されて「王冠泥棒、オーコ」は禁止を解除する!と万が一なった時の爆発力は凄いでしょうね!
これはあくまで戯言なので、真に受けないようにお願いします。
高額になる理由:ゲーム的に強力な効果
特に当てはまるのがフェッチランドと精神を刻む者、ジェイスです。
フェッチランドに関しては安定してデッキに4枚投入できるカードで、色が合えばとりあえず入るカードになるほど強力です。
精神を刻む者、ジェイスも同様で、入れておけば安定して強いカードになります。
やはり対戦ゲームなので、「強い」という理由は高額になる理由としては充分です。
ただし注意点として、そのカードの上位互換や完全にメタられて使いものにならない環境になった場合、この理由だけで値上がっているカードはすぐに値下がります。
高額になる理由:コレクション性が高い
この理由が一番当てはまるのが「戦慄衆の将軍、リリアナ」になります。
カード効果自体はとてつもなく強力!!とまではいかないカードですが、やはりイラスト人気が大きいです。
この理由で高額なのは、将来的に値下がる可能性が低いことが大きな強みです。
ちょっと大袈裟ですが、MTGも興味ない人も興味があるカードはコレクション性が非常に高いと思います。
集めたい、欲しいと思う人が多いほど値上がりは比例してしまいます。
Foilで高額なカード(まとめ)
本記事では、販売価格が10万円を超えるFoilカードのご紹介と、高額Foilの高額理由を書かせて頂きました。
現状、高額なFoilカードも急激な価格下落は起こらないと思うので、集めるのであれば早い方が良いと思います。
今後出るカードも、再録カードでなければ注目カードのFoilを持っておくのも良いのかなと感じています。
これに関しては、色々な考えがあるので絶対!!というわけではありません。
あくまで参考程度に捉えて頂けたら幸いです。
最後に、昔MTGをやっていた方でFoilカードを持ってる方はすぐに確認して見て下さい!
お宝が眠っているかもしれませんよ!
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