2020年秋にマジック・ザ:ギャザリングの新エキスパンション「ゼンディカーの夜明け」が発売されますね。とても楽しみです。
いきなりですが、「ゼンディカー」と言えば夢のある話があります。
2009年に発売された「ゼンディカー」というエキスパンションに
あの、MTGを代表するパワー9が封入されていたのです。
マジック・ザ:ギャザリングが生まれたのが、1993年です。
最初のセット「アルファ」と「ベータ」さらには「アンリミテッド」にしか収録されていない、マジック・ザ:ギャザリングを代表する9種類カード「パワー9」。
昔からMTGを知っている人なら誰もが聞いたことがあるカードです。
知らない人でもパワー9の一部のカードは、見たり聞いたことがあったりします。
今回は、このトレジャーパックと言われた「ゼンディカー」に封入されていた貴重カードをまとめてみた記事になります。
こんなパックもあったんだ!と、最近MTGを始めた人や、MTGに興味がある人に知ってもらえると嬉しいです。
トレジャーパックと言われた理由
ウィザーズ社が公表した「ゼンディカー」のキャッチコピーが
「生命に関わる危険、貴重な宝物。」でした。
これを現実の世界(僕たちの次元)でも体験してして欲しいということで、
意図的にヴィンテージ・カードを数十種類封入したそうです。
封入率はなんと720パックに1枚!!
ボックス換算で20箱に1枚といった内容です。
この低確率はまさにトレジャー。宝物を見つけ出すと言っても過言ではない確率です。
しかも、この確率でパワー9だけが入っているのであればまだ良かった(?)のですが、それ以外のカードも封入されていたため更にトレジャー要素が高まっているのです。
封入されていたトレジャーカードは再録カード以外もあった
パワー9などは再録禁止カードとして指定されています。
ということはゼンディカー用に、新たに刷って封入したわけではないのです。
これらは、倉庫に眠っていたカードや、世界中から回収したカードをパックに封入したそうです。
なので、サインド(アーティストのサインが書いている状態)なども当たったという情報があります。
新しいパックから「昔のカード」が出るなんて、とても興奮しますね。
僕はこの2009年にはMTGをまだ復帰していなかったので、とても悔しいです(笑)
こんな熱いイベントに乗っかれなかったなんて・・・。
さらにトレジャー要素を高めるのが
「初期ロット」のBOXにしか封入されていないことです。
再販分には封入されていないため、初期ロットの未開封パック自体も高額なものとして扱われています。
ゼンディカーに封入されていたトレジャーカード
上記でも何度も書いている「パワー9」
・Ancestral Recall
・Black Lotus
・Mox Emerald
・Mox Jet
・Mox Pearl
・Mox Ruby
・Mox Sapphire
・Time Walk
・Timetwister
デュアルランドも全種類封入されていました!
・Badlands
・Bayou
・Plateau
・Savannah
・Scrubland
・Taiga
・Tropical Island
・Tundra
・Underground Sea
・Volcanic Island
さらにはリミテッドエディションのその他のカードや、ヴィンテージで活躍するカード多数です。カードイメージを用意するのが大変だったので、アルファベット順のリストでご紹介します。
トレジャー要素のイメージを湧かせるために参考価格を載せています。
2020年5月時点の「晴れる屋」での販売価格になります。
再録があるカードについては一番古いセットの価格を参照しています。
カード名(英語) | カード名(日本語) | 参考価格(2020年5月) |
All Hallow’s Eve | なし | ¥25,000 |
Ali from Cairo | なし | ¥18,000 |
Bazaar of Baghdad | なし | ¥160,000 |
Berserk | 狂暴化 | ¥50,000(アルファ) |
Birds of Paradise | 極楽鳥 | ¥450,000(アルファ) |
Candelabra of Tawnos | なし | ¥54,000 |
Chains of Mephistopheles | なし | ¥60,000 |
Chaos Orb | なし | ¥650,000(アルファ) |
Counterspell | 対抗呪文 | ¥80,000(アルファ) |
Cyclopean Tomb | なし | ¥100,000(アルファ) |
Demonic Hordes | なし | ¥110,000(アルファ) |
Diamond Valley | なし | ¥30,000 |
Drop of Honey | なし | ¥55,000 |
Elephant Graveyard | なし | ¥10,000 |
Eureka | なし | ¥35,000 |
Force of Will | 意志の力 | ¥13,000 |
Forcefield | なし | ¥200,000(アルファ) |
Fork | なし | ¥120,000(アルファ) |
Gaea’s Cradle | ガイアの揺籃の地 | ¥30,000 |
Gauntlet of Might | なし | ¥200,000(アルファ) |
Grindstone | 丸砥石 | ¥1,500 |
Guardian Beast | なし | ¥40,000 |
Hecatomb | あまたの生け贄 | ¥50 |
Illusionary Mask | なし | ¥65,000(アルファ) |
Island of Wak-Wak | なし | ¥9,000 |
Jihad | なし | ¥11,000 |
Juzam Djinn | なし | ¥120,000 |
Library of Alexandria | なし | ¥120,000 |
Lich | なし | ¥110,000(アルファ) |
Lightning Bolt | 稲妻 | ¥50,000(アルファ) |
Lion’s Eye Diamond | ライオンの瞳のダイアモンド | ¥28,000 |
Lotus Petal | 水蓮の花びら | ¥800 |
Mana Crypt | 魔力の墓所 | ¥28,000 |
Mana Drain | マナ吸収 | ¥19,000(レジェンド) |
Mana Vault | 魔力の櫃 | ¥250,000(アルファ) |
Metalworker | 金属細工師 | ¥4,000 |
Mirror Universe | なし | ¥25,000 |
Mishra’s Factory | ミシュラの工廠 | ¥8,500 |
Mishra’s Workshop | なし | ¥190,000 |
Mox Diamond | モックス・ダイアモンド | ¥28,000 |
Nether Void | なし | ¥50,000 |
Old Man of the Sea | なし | ¥11,000 |
Phyrexian Dreadnought | ファイレクシアンドレッドノート | ¥6,000 |
Phyrexian Negator | ファイレクシアの抹殺者 | ¥300 |
Serendib Djinn | なし | ¥10,000 |
Serendib Efreet | セレンディブのイフリート | ¥800 |
Shahrazad | なし | ¥30,000 |
Sinkhole | 陥没孔 | ¥8,000(アルファ) |
Sol Ring | 太陽の指輪 | ¥200,000(アルファ) |
Sliver Queen | スリヴァーの女王 | ¥9,000 |
Su-Chi | なし | ¥5,000 |
Swords to Plowshares | 剣と鍬に | ¥90,000(アルファ) |
The Abyss | なし | ¥55,000 |
The Tabernacle at Pendrell Vale | なし | ¥200,000 |
Time Vault | なし | ¥450,000(アルファ) |
Tolarian Academy | トレイリアのアカデミー | ¥4,000 |
Word of Command | なし | ¥60,000(アルファ) |
値段的に見たら、ハズレ価格も入っていますがどのカードも貴重で高額です。
当時だともう少し安い価格だったと思いますが、それでも夢のあるカードですね。
ゼンディカーは毎回アツい内容(まとめ)
まずゼンディカーというエキスパンションは、このトレジャーカードが話題になりましたが、「対抗色フェッチランド」が初登場したかなり良いセットなのです。
トレジャーカードを楽しみつつ、通常に収録されているカードにあの対抗色フェッチまであるなんて、このエキスパンションのポテンシャルは計り知れません。
この対抗色フェッチは、MTGの下環境で遊ぶ際には誰しもがデッキに採用するほどの強力な土地カードになります。
トレジャーカードが当たらなくてもフェッチランドが当たったらそれはそれでトレジャー成功みたいなものです。
そして、「ゼンディカー」と同じ次元を舞台にしたエキスパンション、「戦乱のゼンディカー」も非常にアツい内容になっています。
何がアツいかって、なんとまたトレジャー的な要素がこのエキスパンションから登場したのです。
その名も「マスターピース」
「ゼンディカー」とは違い、昔のカードを「特別仕様にして再録」したカードがごく稀に封入されているのです。
封入確率は4BOXに1枚という低確率です。
ゼンディカーは毎回何かある!?
そう思わせてくれる、とても魅力的なエキスパンション。
ということは
2020年秋に発売予定の「ゼンディカーの夜明け」
期待しちゃいますよね。
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